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ラズベリーの甘い誘惑
第1章 王子様はお姫様を夢見る。
それから後の事。恥ずかしながら王子様は我を忘れてしまっていました。

女の子の泣き声と、痛いという悲痛な声が耳に心地よくて、己の中心が熱い何かにぎゅうぎゅうと締め付けられ、擦られる感覚が溜まらなく気持ち良くて、そのぼんやりと霞掛かった意識しか、残っていませんでした。

ただ本能のまま、己の気持ちがいいところを気持ちが良いように擦りあげ、悲鳴を上げる女の子の事などお構い無しに、寧ろそうなる箇所を狙って突き上げては、最奥で欲望を放つだけ。まるで悦ぶように絞りあげるナカの感触に、それは止まる事を知りません。

いや、やめてと、掠れた女の子の声。それに混じる甘い嬌声。王子様の吐く熱い吐息と、時折漏れる気持ち良さそうな声。部屋中を満たす精液と愛液が混ざった、行為独特の匂いにくらくらしながら、王子様は何度も何度も果てました。


王子様と女の子の交わりは夜通し行われ、朝日が窓から差し込む時間になった頃、ようやく終わったのでした。糸の切れた操り人形のようにベッドへ崩れ落ち、お互いの体液でどろどろに汚れたまま、二人は深い眠りにつきました。

最後の最後、王子様が女の子のきつく抱き締めて、余裕のない声で言った台詞に、女の子は、こんなに酷い抱かれ方をされていてそれでも、小さく頷いたのでした。





さて、王子様のお嫁さん探しなのですが、この日を境に終わりを迎えました。連日行われていた舞踏会はもう開かれる事はありません。王子様の気怠い日々に終止符が打たれたのです。変わりにお城では、結婚式の準備の真っ最中。近々結婚披露のパレードが行われる予定となったのでした。

こんなどうしようもない王子様でしたが、お嫁さんになる人が見付かったのです。それは庶民の出の娘でしたが、漸く決まったお嫁さんに、王子様のお父様とお母様は大喜びです。娘は他の国の姫君に負けず劣らず、それどころか誰よりも美しく輝いていたので尚の事でした。

王子様は、自分好みの育て甲斐のある女の子を無事お嫁さんに貰えて大満足です。王子様にとって女の子はそれ以上でもそれ以下でもありません。そこに愛情が芽生えるのか、甚だ疑問ではありますが、これは一応おとぎ話なので、最後はこう締めくくらせて頂きます。



こうして王子様とお姫様は、二人仲良く、末永く幸せに暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。



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