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ラズベリーの甘い誘惑
第2章 恋は盲目の意味を答えよ。
「これちんこ挟んだら気持ちよさそー」
「なっ…! ば、ばかっ、そんな事するわけっ…!」
「うん、今日は良いっすよ。また今度ね」

顔が熱い。
直輝が卑猥な物言いをする度、身体が火照って仕方ない。
お尻に当たる、直輝自身を己の胸に挟む事をつい想像して、じゅくりと奥が濡れた。

それを振り払うように頭を横に振り、再度直輝の要望を拒絶する。
すると直輝は不満げに唇を尖らせ、尚も言い募った。

「ええー、だってこんなに柔らかくて、」
「っっ…! ぁっ、あっ…!」
「……なのにここはこんなに硬く勃起してるんすよ。先輩のおっぱいエロくて、擦ったら直ぐイっちゃいそう」

直輝は胸の頂点にある乳首を軽く抓み上げた。
少しの痛みを伴う鋭い快感に、裕香は思わず声を上げる。
そこを触られて気持ち良いなど、裕香は知らない。擦れてしまった時に痛いなと思うくらいだ。

ぴりぴりとした感覚から逃げようと身を捩るも、身体はびくともしない。
直輝の指は容赦なく裕香の乳首を転がし、抓み、弄繰り回すものだから、その全ての快感は下半身へと伝わり、ぐじゅぐじゅに下着を湿らせる。
物足りない身体が無意識に膝を擦り合わせ、切ない心境を露にする。
教室で行われる性行為に、裕香は徐々に興奮を覚え始めていた。

「先輩気持ち良い?」
「っ、ぁ、んンっ…、わ、わかんなっ…」
「こんなに乳首勃起させてるのにー?」
「ち、ちがっ…」
「こーゆーとこですると、興奮しちゃうもんね」

耳元で囁かれる意地悪な台詞さえも、裕香の身体を熱く滾らせる。
理性が何度も違うと否定しても、身体は正直に直輝が与える快楽に反応していた。
直輝の指が、手が、胸を弄る度に、堪えきれず声が漏れてしまうのだ。

止めてほしいと思っていたのに、徐々にこの先を強請る気持ちが芽生えてきて、裕香は自分の心境に戸惑いを隠せない。
自慰さえした事がないのに、どこを触ってほしいのか、どこが疼いているのかがわかり、羞恥に益々顔は赤くなる。

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