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第2章 恋は盲目の意味を答えよ。

「あっあっ、いやっ、やぁんっ…、そこ、だ、めっ…」

何度否と言っても、直輝の指先は離れない。
ぬるぬるの指先を執拗に陰核に撫で付け、快楽を塗り込んでいく。
逃げる腰は直輝の腕にがっちりと掴まれ、呼吸さえ上手く出来ない中、裕香は必死で耐えていた。

何かが奥から競りあがってくるような感覚。
自分でも分かるほど、膣内が激しく収縮する
何かを求めるようくぱくぱ口を開き、物足りなさに涎を垂らしていた。

「あ、だ、めっ…、君、いい加減にっ、んンっ、や、そこっ、あっ…」
「裕香先輩って、剥きだしのクリちゃんの下側をこう…」
「ひっ、ぃ、や、やっ、あぁっ…！」
「あ、やっぱり。下側が特に気持ち良いんですね」

直輝の声はとても愉しそうだ。
裕香の特に感じるところがわかり、直輝はそこを中心に指を撫で付ける。
弱すぎず、強過ぎず、絶妙なタッチで、裕香は追い詰めていく。

「あ、あ、いやぁっ…、な、なんか、キちゃっ…、ん、んっ…」

裕香の声に余裕がなくなる。
縋るように直輝の腕を強く掴んだ。
震えは全身に広がり、堪えることが出来なくなった声の感覚も短くなっていた。

「いいよ、そのままイって」
「い、いっ…？　あ、あっ、いやっ、怖い、よぉっ…、」
「大丈夫ですよ。俺がちゃんと傍にいますからね。ほら、我慢しないの」
「っ、ぃ、ぃっ、あ、あっ、や、あ、あ、ああぁっ…！」

急に早くなった指先の動き。そこから与えられた強い快感に無理矢理押し上げられ、裕香は甲高い声を上げて達した。
膣内がきゅうっと締まり、びくんびくんと震える感覚。
目の前が真っ白になり、意識が飛びそうな程強烈な快感。
絶頂を終えた後には、全身を疲労感が襲った。

荒い息を何度も繰り返す。
脱力した身体を完全に直輝に預ける。
ぼんやりとした思考、気怠い身体、心地よい快楽の余韻。
目を閉じればこのまま気持ちよく眠れそうだ。

「は、ぁっ…、はぁっ…、んっ、っ…！　や、やぁっ！？」

しかし、それを許す直輝ではない。

「気持ち良かった？　さっきのがイくって事だから、覚えてね。次はちゃんとイくって言って欲しいから」
「や、やめっ、ああっ！　つよい、つよいからっ、やめっ…」