この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラズベリーの甘い誘惑
第2章 恋は盲目の意味を答えよ。
裕香の思考を無理矢理目覚めさせたのは、悪戯に動き出した直輝の指先だ。
絶頂を迎えまだ敏感に震える陰核に、再び愛液を塗りたくる。
それはとても強い快感となり、裕香を襲う。
まだ快楽というものに慣れてない裕香の身体では受け止められず、

「あ、いやっ、いやあっあっあっ…! ああっ…!?」

あっと言う間に溢れ出てしまった。

わけがわからないまま、二回目の絶頂。
無理矢理迎えたそれは、快楽というよりかは苦痛に近いものだった。
先程と同じく、全身が疲労感に包まれ、力が入らない。

「あれ…、イっちゃった?」

驚いたのは直輝も同じだった。
目をぱちくりと真ん丸く見開き、信じられないといった風に首を傾げる。

裕香はそんな直輝の態度に戸惑った。
自分の身体はおかしいのかもしれない。
こんな風に直ぐ達してしまう身体は、変なんだろうか、気持ち悪いんだろうか。
裕香の瞳が不安で揺れる。

「裕香先輩、初めてなのにこんなに簡単にイっちゃうんすね」
「あ、あぁっ…」
「まだこんなに敏感で、また弄ったら直ぐイっちゃいそう」
「や、もう、止めてぇ…」

直輝は笑う。愉しそうに、咽喉の奥で低く笑う。
耳元から聞こえるそれは、裕香の腰に直接響き、甘い痺れとなって下半身を包み込む。
自分は直輝の声ですら感じてしまっている。
裕香はその事に気付き、恥ずかしくて死んでしまいそうだった。

知らなかった。
自分の身体はこんなにも厭らしい。
気持ち良いことに敏感で、貪欲で、えっちな事が大好きなのかもしれない。
だってさっきから、奥が疼いて仕方ない。
物足りなくて、満たされたくて、彼に、彼の―――――。

そう考える自分がいて、裕香は、酷く動揺した。
こんな自分は知りたくなかったし、直輝に知られてしまうのも嫌だった。
嫌われてしまうのが、怖かった。

「も、もう、止めよ…、こんなの…」

これ以上、自分が自分でなくなる姿を、直輝に見られてしまう事に、耐えられない。
/42ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ