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ラズベリーの甘い誘惑
第1章 王子様はお姫様を夢見る。
さて、お嫁さんを掻っ攫う様に自室へと連れ込んだ王子様は、横抱きにしていたお姫様を、大きなベッドへと放り投げました。女の子の重みで、ベッドがぎしりと軋みます。王子様は慣れた様子で自らの装飾を外して、ぽいぽいぽいっと床に放っていきます。

女の子はというと、王子様の優しい雰囲気が一変した所から、驚いて声も出せずに竦みあがっていました。未だに自分がお嫁さん候補として選ばれた事すらわかっておらず、ふかふかのベッドの上で何も出来ずに縮こまっていました。

しかし、次第にベッドが自分が経験したこともないほど、ふかふかのもふもふである事に気付きます。掛かっている布団を両手で押すと、柔らかく沈み、暖かく両手を包みました。軽く身体を上下に揺らせば、スプリングの力が程よく押し返してきます。少し楽しい気持ちになった女の子は、その感触を夢中で繰り返していました。

そんな反応を、王子様は意外に思いました。舞踏会に呼ばれる姫君達は、そこそこ地位も名声もあったはずなので、当然こんなベッドの一つや二つ、当たり前に持っています。ベッド一つでこんなにも喜ぶはずがありません。

幼い愛くるしさに、今まで感じたことのない昂りを感じながら、王子様は必死で平静を装います。一応、王子様も学習はしているようで、自室まで無理矢理つれてきてはいますが、がっついて怖がらせるようなことは、極力しないよう心掛けていました。

ベッドに夢中になっている女の子を怖がらせないよう、始めは距離を取って話しかける事にしました。いつも通りの笑みを顔に貼り付けて、なるべく声が鋭くならないよう気をつけながら、声をかけました。

「君……、」
「っ……!?」

女の子は驚いて身体を大きく跳ねさせました。どうやらあまりに夢中になりすぎて、王子様のことを忘れていたようです。声がした方へ視線を向けると、王子様と目が合いましたが、また直ぐ慌てて視線を逸らしてしまいました。


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