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欲しいんでしょ
第7章 ただ、
リンゴ公園。
公園の真ん中に何故かリンゴのオブジェがあるから、そう言われている。
(懐かしいな…)
ここでよく卓と遊んでいた。
幼稚園くらいの頃だけど…。
卓がリンゴのオブジェに落書きしたら
近所の人に凄く怒られてたっけ。
…そんなに大切なオブジェなのかな。
あたしは辺りを見回したけど、卓はまだ来ていない。
(何でいつも呼ぶくせにいない訳!?)
子供用の公園に高校生がいるのは何となく恥ずかしい。
あたしは鉄棒の方へと歩いて行った。
逆上がりは割りと得意な方だ。
あたしは鉄棒を掴み、逆上がりをしようとした、
けど、
「あっ!!スカート!」
叫びと同時に見事な逆上がりができた。
もちろん、スカートで逆上がりしたのでパンツはまる見えだ。
青空に映える白いパンツは見るものを魅了し、立ち止まらせていた。
「ぁぅぅ~~~っ……!!」
あたしは恥ずかしさで脳から火が出そうになっている。
そんなアホなあたしを影で見てる人物がいた。