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欲しいんでしょ
第7章 ただ、
「きゃあっ!」
いきなり後ろから抱きつかれた。
一瞬卓かと思ったけど巻きついている腕が太くて違う人だと分かり、一気に嫌悪感が身体中を走る。
はぁ、はぁ、はぁ
「……っ!!…誰?」
生暖かい息が首もとにかかりとてつもなく気持ち悪い。
すると興奮したような声で、
「誰かって?それはね、これからお嬢さんを犯す者だよぉ~」
背筋をザワザワと何かが走っていった。
悪寒。
あたしは必死に抵抗したが、大人の男の力に敵う筈も無い。
口も塞がれた。
「はぁ、はぁ…白いパンツなんだよねぇ。おじさん、見てて興奮したよ。」
するりとスカートの中にごつごつして
汚い手を入れられる。
(嫌だ…!助けて…誰か…)
あたしは声にならない声で卓の名前を叫んだ。