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欲しいんでしょ
第7章 ただ、
卓の手はそのまま頬へ、そして首へと降りていく。
ぞわそわするけど気持ちいい。
やめないで。
鎖骨を触れるか触れないかのところで
すすすとなぞる。
「ふ…ぁ…!」
「早苗はどこまで耐えれるかな」
いたずらっぽく笑い、身体の至るところを羽でくすぐられるように触られる。
あたしはその焦れったさに身をよじらせ、顔を紅潮させた。
(うぅ…焦れったい…)
けどそれがあたしの奥底から快感を呼び寄せてるようだった。
卓にはまだ胸も触ってもらっていない。
(だめ、触って…触ってぇ…!)
「胸触ってあげようか?」
卓の救いの言葉がかけられた。
「お願いしてごらん」
いつもならここで羞恥が込み上げる筈だけど、もう駄目。
あたしの心と身体は卓を欲している。
「卓っ…焦らさないで…!触って、下さい。」
卓は満足げに微笑んだ。