この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
欲しいんでしょ
第10章 おひるのおひさま

(ああ、そっか。あたし怒ってるんだ。愛実ちゃんに。)


本当に反省してるのかな。


「愛実ちゃん、あたしの事はどうでも良いから…ちゃんと卓に謝って。」


声が震えていた。

怒っているはずなのに、なぜか泣きそうになっている。


愛実ちゃんは辛そうな表情を浮かべて頷いた。


「ほんと私、何してるんでしょうね。
自分で自分が怖いです。」


そう言って卓の方へと歩いて行った。



卓は愛実ちゃんを許すのだろうか。

卓なら、きっと許さない。



(でも卓は優しいからなあー…)




あたしは愛実ちゃんの事、許せないかもしれない。



あたしは胸に溜まるモヤモヤしたものが何なのか、分からない。


初めて抱く感情だったから。



(嫌だな、このモヤモヤ)


あたしは自分の感情に対して嫌悪感を
持った。
/102ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ