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全部、夏のせい
第7章 初めての夜とその後〜エクス、マルセイユ、パリ
百貨店にでも行くのかしらと思っていたら、
路面店のオーバドゥに入って行くからびっくりしてしまう。


「彼女にプレゼントしたいから、
いくつか選んでくれる?
明日、帰国だし、
折角だから、フランスらしいものをたくさん!」と言って、

「僕はあっちに座ってるから、
ゆっくり選ぶと良いよ?」と、
ソファが置いてある処に座って、
少し年輩のスタッフさんと話をし始めるので、
私は取り残されたような気持ちになってしまった。


背が高くてスタイルの良いスタッフの方に気後れしながら、

「トランジットでスーツケースを無くしてしまって、
地方のスーパーマーケットで買った下着で過ごしていて…」と説明すると、

「ねえ?
あのちょっとワイルドな男性は、
彼氏なの?」とヒソヒソ訊かれたので、

「えっと…夫です。
結婚したばかりなの…」と言うと、

「まあ!
若いのに!」と驚かれる。


そして、
「新婚さんなら、
素敵なのを選ばないとね?」とウィンクをすると、
一度サイズを測ってから、
本当に色々なのを出してきてくれる。


試着室でブラジャーやスリップを試着し始めると、
アラムを呼びに行こうとするので、
慌てて止める。


「どうして?
選ばせてあげないの?」と言うので、
私は真っ赤な顔で、
「だって、恥ずかしいもの…」と言った。


スタッフの方は一度、試着室から出て、
アラムと話してきて、

「じゃあ、私が選んで良いってことになったので…」と笑う。


真剣な顔で私の身体を観て、
屈ませて胸を寄せ集めて試着させられたりして、
ブラジャーだけで7つ、選ぶと、
それとお揃いのショーツを3つずつ、
形違いのものも出されて、
更に短めのキャミソールと、少し長めのスリップを出していった。


そして、最後に、

「これは、今夜、着るもの!」と言って、
純白の美しいナイトドレスと、
リボンで横を留めるタイプの面積が小さいショーツも出されて、

「肌がきめ細かくて美しいから、
とても似合うと思うわ?
お幸せにね!」と頬にキスをされた。


そして、綺麗に畳んで、お店の袋に入れてくれた。



アラムが会計して、
ホテルに届けるように伝えているのをぼんやり聴いていた。

多分、その辺の服より高額なんだろうなと言うことは判っていたけど、
これは、アラムの為のものと考えた。
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