この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
全部、夏のせい
第7章 初めての夜とその後〜エクス、マルセイユ、パリ

パリには、家族で何度か来たことはあったけど、
まさか、異国で出逢った外国人と恋に落ちて、
結婚までして、
こうしてアラムと手を繋いで街を歩いたり、
カフェでのんびりお喋りするなんて、想像もしていなかった。
夕食は、セーヌ川を川下りしながらのディナーを予約してくれた。
お散歩して見ていた建物や風景を、
船から眺めるのもとても素敵で、
お料理も美味しくて、
何よりもアラムと一緒に過ごしていること、そのものが幸せに感じた。
ゆったり過ごしてからホテルに戻った。
届けられた紙袋から、
今夜の為のナイトドレスとショーツを出して、
バスタブにお湯を張る。
一緒にバスルームに入って、
身体を洗いあっていきながらも、
何度もキスをしていると、
気持ちも身体も昂まっていくのが判る。
アラムに先に上がって貰ってから、
私はゆっくり身体を拭いて、
頼りないほど華奢なショーツを履いて、
ナイトドレスを着て、鏡を見た。
髪を丁寧に解かして、
笑い掛けてみるけど、
とてもぎこちない。
明日には飛行機に乗らなくてはいけない。
アラムはビザが取れたら、
追い掛けるように日本に来てくれることになっているから、
少しのお別れになるだけだけど、
淋しくて、泣きそうになる。
結婚のことを両親に伝える時には、
アラムに居て欲しいから、
アラムが入国した後に、
二人で報告することにしていた。
とにかく、
パリでの最後の夜だから。
涙を拭って、
笑顔を作ってみてから、
寝室に向かった。
まさか、異国で出逢った外国人と恋に落ちて、
結婚までして、
こうしてアラムと手を繋いで街を歩いたり、
カフェでのんびりお喋りするなんて、想像もしていなかった。
夕食は、セーヌ川を川下りしながらのディナーを予約してくれた。
お散歩して見ていた建物や風景を、
船から眺めるのもとても素敵で、
お料理も美味しくて、
何よりもアラムと一緒に過ごしていること、そのものが幸せに感じた。
ゆったり過ごしてからホテルに戻った。
届けられた紙袋から、
今夜の為のナイトドレスとショーツを出して、
バスタブにお湯を張る。
一緒にバスルームに入って、
身体を洗いあっていきながらも、
何度もキスをしていると、
気持ちも身体も昂まっていくのが判る。
アラムに先に上がって貰ってから、
私はゆっくり身体を拭いて、
頼りないほど華奢なショーツを履いて、
ナイトドレスを着て、鏡を見た。
髪を丁寧に解かして、
笑い掛けてみるけど、
とてもぎこちない。
明日には飛行機に乗らなくてはいけない。
アラムはビザが取れたら、
追い掛けるように日本に来てくれることになっているから、
少しのお別れになるだけだけど、
淋しくて、泣きそうになる。
結婚のことを両親に伝える時には、
アラムに居て欲しいから、
アラムが入国した後に、
二人で報告することにしていた。
とにかく、
パリでの最後の夜だから。
涙を拭って、
笑顔を作ってみてから、
寝室に向かった。

