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全部、夏のせい
第8章 暗雲〜東京、横浜、そして…

「お夕食、簡単で良いかしら?
それと、急だったから、
アラムの寝る処、どうしましょう?
離れの和室、
二人で使う?
真麻ちゃんのお部屋だと、
ベッド、小さいものね?」と祖母が言うので、
ちょっと恥ずかしくなってしまう。
「二人で話もしたいでしょ?
取り敢えず、真麻ちゃん、お料理手伝ってね?
アラムは、ちょっとここに座ってて?」と言って、
祖母と二人でキッチンに行った。
「凄く紳士的で、優しい方ね?
おまけにお金持ちみたいだけど、
国も家も信仰も捨てたって…。
大丈夫なのかしら?」と、少し心配そうな顔をする祖母に、
私は上手く返事が出来なかった。
そして、
なるべく、お野菜とお魚を選んで、
簡単な料理をして並べてみた。
アラムは、なんとかお箸を使いながら、
「美味しい」と言って、
姿勢正しく食事を楽しんでくれた。
スーツケースを離れの和室に運ぶよう伝えて、
案内する。
「ここは、お茶室なのよ?
お隣の控えのお部屋なら、
炉を切ってないから、
お客様の寝室にも使えるの」と言って、
「下着とお着替え、出してね?
お風呂に案内します」と言うと、
「その前に、キス、したい」と囁いて、
私を強く抱き締めてから、
そっと額と両頬にキスをすると、
「会いたかった。
マーサ、愛してる」と唇にキスをしてくれる。
「私も会いたかった。
アラム、愛してます」と言って、
首に腕を回してキスを返した。
「お風呂は一緒に入れるの?」と訊かれて、
「えっ?
お祖母様がびっくりするかも!」と言うと、
「日本人は、一緒にお風呂、
入らないの?」と言う。
「でも、優しいお祖母様で良かった。
それと、テキパキしている」と笑って、
「マーサに良く似ているね?」と、耳にキスをしながら言った。
それと、急だったから、
アラムの寝る処、どうしましょう?
離れの和室、
二人で使う?
真麻ちゃんのお部屋だと、
ベッド、小さいものね?」と祖母が言うので、
ちょっと恥ずかしくなってしまう。
「二人で話もしたいでしょ?
取り敢えず、真麻ちゃん、お料理手伝ってね?
アラムは、ちょっとここに座ってて?」と言って、
祖母と二人でキッチンに行った。
「凄く紳士的で、優しい方ね?
おまけにお金持ちみたいだけど、
国も家も信仰も捨てたって…。
大丈夫なのかしら?」と、少し心配そうな顔をする祖母に、
私は上手く返事が出来なかった。
そして、
なるべく、お野菜とお魚を選んで、
簡単な料理をして並べてみた。
アラムは、なんとかお箸を使いながら、
「美味しい」と言って、
姿勢正しく食事を楽しんでくれた。
スーツケースを離れの和室に運ぶよう伝えて、
案内する。
「ここは、お茶室なのよ?
お隣の控えのお部屋なら、
炉を切ってないから、
お客様の寝室にも使えるの」と言って、
「下着とお着替え、出してね?
お風呂に案内します」と言うと、
「その前に、キス、したい」と囁いて、
私を強く抱き締めてから、
そっと額と両頬にキスをすると、
「会いたかった。
マーサ、愛してる」と唇にキスをしてくれる。
「私も会いたかった。
アラム、愛してます」と言って、
首に腕を回してキスを返した。
「お風呂は一緒に入れるの?」と訊かれて、
「えっ?
お祖母様がびっくりするかも!」と言うと、
「日本人は、一緒にお風呂、
入らないの?」と言う。
「でも、優しいお祖母様で良かった。
それと、テキパキしている」と笑って、
「マーサに良く似ているね?」と、耳にキスをしながら言った。

