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全部、夏のせい
第11章 パリの長い夜
「アラム…」と言いながら目が覚めると、
お義父様が優しい顔で私を見つめていた。


「あっ…私…。
ごめんなさい」と言うと、

「まだ、痛いかな?」と顔を覗き込むように言った。


「大丈夫です」と答えると、

「子供達が帰るのは明後日だっけ?
しあさって?
それまで、少しゆっくり過ごして、
身体を労ろうか?
ちょっと外に行こう。
そうだな。
下着の替えくらいは持って行こうか?
用意出来るかな?
いや、そんなものは、買えばいいな」と言うと、
お義父様は電話を掛ける。

多分、アリに、
私の解らない言語で何かを言っていた。


少しして、アリが部屋にやって来る。

私とお義父様が同じベッドに横たわっているのを観て、
少しだけハッとしたら表情をしたけど、
そのまま、
「準備出来ました」と言った。


「そのままで良いよ。
いや、その…。
ナプキンってヤツは持っていった方が良いな。
ほら。
好みのものがあるんだろう?」と言われて、
良く判らないけど、
普段使っているケリーバッグに、
ポーチを入れた。


「そのバッグは…?」

「これ、アラムが結婚した時に、
プレゼントしてくれたんです。
ずっと使ったたらちょっと傷だらけになりましたけど…」と言うと、
また、涙が出てくる。


お義父様は黙って私の腕を取ると、
「後片付けは、メイドに頼めば良いから」とアリに言うと、
ゆっくりしたエレベーターで下に降りる。


そして、目の前に停めてあったタクシーに乗り込んで、
いつか、アラムと一緒に泊まったホテルに連れて行かれた。、


「ほら。
ここなら、家事もしなくて良いし、
仕事も追い掛けてこない。
バスタブも広いから、ゆっくり出来るだろう?
ちょっと、お湯を張ってみようか?
ああ、そうだ!」と言って、
また、お義父様は多分、アリに電話を掛けていた。


「色々、準備させるから、
取り敢えず、マーサはベッドで横になってなさい」と髪を撫でると、
隣の寝室のドアを開けてくれて、

「独りの方が休まるかな?
何かあったら声を掛けなさい」と言って、
額にキスをしてくれた。
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