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全部、夏のせい
第11章 パリの長い夜
お薬のお陰なのか、少し眠れて、
痛みも和らいでいた。

目が覚めて、
自分が何処に居るか一瞬判らなくなって、
また、アラムのことを思い出して泣いてしまった。


そして、重たい身体を起こして、
お手洗いに入って、
ずっしり重たくなっていたナプキンを替えて溜息をついた。


手を洗って、ついでに顔を洗ってからリビングスペースに行くと、
お義父様が読んでいた本から目を上げた。


「マーサ、大丈夫かな?
多分、お腹は温めた方が良いんだろう。
バスソルトみたいなものを持って来て貰ったから、
お湯を溜めてこようか?」と立ち上がるので、
私は思わず笑ってしまった。


「お義父様、そんなこと、
したことないでしょう?
私がやりますから!」と言うと、

「お湯の蛇口を捻るだけだろう?
そんなこと、簡単だよ?
マーサはそこに座ってなさい」とクッションを置いてソファに座らせてくれた。


暫くして、タオルで腕を拭きながら、

「いきなりシャワーから水が吹き出て、
靴下が濡れてしまったよ」と笑うので、

「まあ!
風邪を引くといけないから、
濡れた靴下は脱いでください。
スラックスも濡れてますね?
バスローブに着替えて、
濡れた服は乾かさないと!」と言って、
バスローブを取りに行くと、
その場で脱ぎ始めていたので、
紅くなってしまう。


お義父様は、周りに人が居ても気にされないのかもしれない。
恐らく、お着替えから何から、
お付きの人がやっていたのだろうし、
今も、アリか、通いのメイドさんが世話を焼いているんだろうと思った。

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