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全部、夏のせい
第11章 パリの長い夜

ソファに座って本を読むお義父様がふと、顔を上げて、
「そろそろ、ランチの時間だね?
外に食べに行く?」と訊かれたけど、
まだ、食欲がなくてそう言うと、
心配そうに立ち上がって私の顔を覗き込む。
「じゃあ、もう少ししてから、
お茶の時間に甘い物とかフルーツを食べようか?」と言って、
髪を撫でると、
「それとも、私が居るとかえって気を遣って疲れてしまうかな?
外に出ていようか?」と言うので、
慌てて「そんなことはありません」と言うと、
ホッとした顔をする。
「あの…」と、昨夜のことを口にしそうになって、
口を閉ざす。
「ん?
何かな?」と言うので、
思い切って訊いてみる。
「私、昨夜、お義父様に甘えてしまいました」
「良いよ。
娘なんだから」
「あの…いえ…。
なんて言ったら…。
私、お義父様とキス…しましたよね?」
「あ…。
うん。そうだね。
マーサが可愛くて、つい、キスをした。
嫌…だったかな?」
「いいえ。
そんなことは…。
その後、私…。
眠ってしまって…。
凄く…。
あの…。
淫らな夢を観てしまいました。
あれは、夢…だったんですよね?」
「淫らな夢?」
言葉にしながら、
耳まで紅くなってしまった私は、
俯いてしまうと、
お義父様は私の隣に座ってそっと肩を抱くようにすると、
静かに言った。
「淫らか…。
そうだな。
確かに私は、マーサがあまりにも可愛くて、愛おしくて…。
娘にする以上のキスをしていたな」
「えっ?」
「おまけに、凄く柔らかくて真っ白な胸にも…。
申し訳ないことをした」と頭を下げた。
「そろそろ、ランチの時間だね?
外に食べに行く?」と訊かれたけど、
まだ、食欲がなくてそう言うと、
心配そうに立ち上がって私の顔を覗き込む。
「じゃあ、もう少ししてから、
お茶の時間に甘い物とかフルーツを食べようか?」と言って、
髪を撫でると、
「それとも、私が居るとかえって気を遣って疲れてしまうかな?
外に出ていようか?」と言うので、
慌てて「そんなことはありません」と言うと、
ホッとした顔をする。
「あの…」と、昨夜のことを口にしそうになって、
口を閉ざす。
「ん?
何かな?」と言うので、
思い切って訊いてみる。
「私、昨夜、お義父様に甘えてしまいました」
「良いよ。
娘なんだから」
「あの…いえ…。
なんて言ったら…。
私、お義父様とキス…しましたよね?」
「あ…。
うん。そうだね。
マーサが可愛くて、つい、キスをした。
嫌…だったかな?」
「いいえ。
そんなことは…。
その後、私…。
眠ってしまって…。
凄く…。
あの…。
淫らな夢を観てしまいました。
あれは、夢…だったんですよね?」
「淫らな夢?」
言葉にしながら、
耳まで紅くなってしまった私は、
俯いてしまうと、
お義父様は私の隣に座ってそっと肩を抱くようにすると、
静かに言った。
「淫らか…。
そうだな。
確かに私は、マーサがあまりにも可愛くて、愛おしくて…。
娘にする以上のキスをしていたな」
「えっ?」
「おまけに、凄く柔らかくて真っ白な胸にも…。
申し訳ないことをした」と頭を下げた。

