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全部、夏のせい
第11章 パリの長い夜
「あの…。
私が甘えたからいけなかったんです。
私こそ、ごめんなさい」と言うと、
私を抱き締めて囁くように言った。


「マーサがアラムのことをずっと想ってくれてて、
こんなに若くて美しいのに、
他の男と再婚することもなく、
待っていてくれているのが不憫で…。
でも、同時にそんなマーサに欲情してしまって…。
良い歳をして、恥ずかしいことだ。
しかも、父親なのに…」

「お義父様は、アラムにとても似ていて…。
アラムと一緒に居るような気持ちになってしまって、
甘えてしまいました。
私こそ、はしたなくて…。
ごめんなさい」と言うと、
抱き締めた腕を少し緩めて、
瞳を覗き込むようにすると、
額と両頬にキスをした後、
唇にも優しいキスをして、
私の手をそっと握って、自分の股間の処に置いた。



「えっ…?」

私は驚いて、自分からそっと触ってしまって、
お義父様の顔を見つめてしまう。


「何て説明したら判るかな?
ちょん切ったんだよ」と、
お義父様が少しユーモラスな顔をするので、
ポカンとした顔をしてしまった。


「アラムを授かって、
無事に成長してきたのを確認して、
もう子供が出来ないようにしたんだ」

「えっ?」

「政権争いがあって、
その目的の為に女性を押しつけようとする輩も多くてね。
それにうんざりしたからね」

「…」


「アラムを亡くした今となっては、
アダムだけが私の跡継ぎだ。
マーサには幸せになって欲しいから、
再婚すれば良いと思っていたよ。
例えば、アリも、少々気は短い所はあるが、
優しい男だと思っていたけど、
昨夜は、マーサが弱っていることもあって、
庇護欲を感じて、
それ以上に、男としてマーサをどうにかしたい欲望が掻き立てられたよ?
もうない筈のペニスが、
立ち上がるような感覚すらあったけど、
私ではマーサを満足させることは出来ないからな?」と淋しそうに笑った。
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