この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
全部、夏のせい
第12章 アリの想い

マーサが帰国して、
その後、手続きに手間取ったけど、
行ってくるよとアラムが追い掛けるように日本に旅立った。
俺は惰性のように、アラムと一緒に行くはずだった、
エクスの大学院に進学して、つまらない毎日を送った。
そして、アラムから、
息子が産まれたという便りと家族写真を貰って、
マーサへの想いを断ち切ろうと思って国に帰った。
父王や父の仕事を補佐しながら、
慌ただしい毎日を送った。
そして、最初の軍部のクーデターになり、
安全な為、父王達を連れてスイスに一時、逃れた時に、
まさか、アラムが隣国のキャンプまで来ていて、
そこで拉致されるなんて、思いも寄らなかった。
知っていたら…。
一緒にスイスに移動出来たのにと、
何度も何度も後悔した。
この辺りでは、
敵対するもの、使えないものは、
容赦なく命を奪う。
だから…。
アラムはもう…。
そう考えていた。
マーサは、どうしているだろうか?
その後、手続きに手間取ったけど、
行ってくるよとアラムが追い掛けるように日本に旅立った。
俺は惰性のように、アラムと一緒に行くはずだった、
エクスの大学院に進学して、つまらない毎日を送った。
そして、アラムから、
息子が産まれたという便りと家族写真を貰って、
マーサへの想いを断ち切ろうと思って国に帰った。
父王や父の仕事を補佐しながら、
慌ただしい毎日を送った。
そして、最初の軍部のクーデターになり、
安全な為、父王達を連れてスイスに一時、逃れた時に、
まさか、アラムが隣国のキャンプまで来ていて、
そこで拉致されるなんて、思いも寄らなかった。
知っていたら…。
一緒にスイスに移動出来たのにと、
何度も何度も後悔した。
この辺りでは、
敵対するもの、使えないものは、
容赦なく命を奪う。
だから…。
アラムはもう…。
そう考えていた。
マーサは、どうしているだろうか?

