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全部、夏のせい
第12章 アリの想い
マーサは驚きながら、小屋みたいな部屋に俺達を通してくれて、
テキパキとお湯を沸かして温かいコーヒーを淹れて渡してくれると、
父王に状況を訊いて、
具体的に出国する方法を話してくれる。

本当に、子供みたいなのに、
しっかりした女性だと感心しながら、
ズキズキと腹の傷が痛んで来るのを感じる。


マーサがそれに気付いて、
躊躇なく俺の服を捲り上げて傷を見ると、
棚から救急箱を取り出して、
黙々と治療をしてくれる。


最後に圧迫しながら俺に抱き付くように背中に腕を回して、
包帯を巻いてくれると、
マーサの柔らかい大きな胸が俺の胸や腹に当たるし、
マーサの甘い香りが鼻を擽るような感じがして、
俺のは元気になってしまっていた。


それを隠すように、
「マーサのせいで、ズボンや靴が濡れた」と言い訳をして、
マーサを部屋から追い出して、
取ってきて貰った服に着替えて、
なんとか自分を収めた。


その後、父王と俺は初めてエコノミークラスの座席でフランスに移動して、
マーサ達と一緒に住むことになった。


同じフロアの隣同士のアパルトマンで、
食事はマーサの部屋で、大家族のように取る生活。


流石に掃除とかをマーサやお祖母様に頼む訳にはいかないから、
通いのメイドを使うことにした。


俺は、東洋人の小柄でマーサに似た女を、
メイドとして雇うことにした。
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