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全部、夏のせい
第13章 再会
国内もかなり落ち着きを取り戻して、
機が熟した…と感じたお義父様は、
その日の夜、夕食後に私が淹れるハーブティーを飲みながら、

「一度、国の様子を見に戻ろうと思う」と言った。


「私も行きたいです」と言うと、

「どの立場で行くかな?
一外国人女性として?
国連関連機関の職員として?
それとも、私の義理の娘として行くかな?」と言われてしまう。


「お義父様にとって、
一番、良いと思われる役割と立場で伺います」と答えると、
静かに笑った。


「仕事は辞められるかな?
私の義理の娘が、
職業婦人では…」と言うので、

「まあ!
そんなに前近代的なんですか?」と言うと、

「まあ、良いのか。
外国人だけでなく、
改宗もしないで、
おまけにアラムを改宗させるという、
悪魔のような女と言われるかもしれないけどな」と笑う。


「えっ?」


「いや、そう思う勢力も居ると思うよ。
私は構わない。
個人の自由を尊重したい。
イギリスやフランスの植民地にされる度に、
キリスト教は入って来てたし、
土着で固有の宗教もあって、
混ざり合ってきたし」


「でも、もしかしたら、
滞在が長引くかもしれないから、
仕事は辞められるなら、そうした方が動きやすいかもしれないよ?」と、真剣な顔で言われた。
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