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全部、夏のせい
第13章 再会
翌日から二日間、お部屋に籠って、
計画書をパワーポイントで作ってみた。

ハード…箱モノを立てる為の金額は判らなかったので、
運営に関わる簡単な収支計画も立ててみた。

そして、軌道に乗るまで、
この国に住もうと決めていた。


そうしていたら、
アラムも戻って来てくれる。

そう信じていた。


資料が完成した翌日に、
まず、お義父様とアリに説明すると、
微妙な顔をされてしまった。


「えっ?
この計画、ダメですか?」と訊くと、
沈黙の後、

「いや。
素晴らしいよ。
素晴らしいけど、
マーサは、それで良いのかな?」とお義父様が言う。


「どうしてですか?」

「ここに居ると、
大変じゃないかな?
気候も穏やかとは言えない。
華やかな店も、
美味しいものもない。
周りは知らない人ばかりで…」

「でも、お義父様もアリも居ますよ?
アラムも、ここに居たら戻って来た時にすぐに会えるし、
ここのお料理、好きですよ?
日焼けしちゃうから、
頭から布をすっぽり被るのは理に適ってるし。
あ、私がカトリック教徒だから、
皆さま、嫌な気持ちになりますか?」

「そんなこと、ないよ?
みなが、それぞれ、
自分の神様を信じて、
死ぬ時に裁きを受けて、
お許し頂くのは、
どの宗教も同じだろう?」と言われて、
その通りだと心から思った。
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