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全部、夏のせい
第13章 再会

そして、更にその翌日、お義父様がセッティングしてくださって、
国のリーダーや大臣、役人に、
その計画のプレゼンをさせて貰った。
「費用は、前王子の第一夫人の財産から拠出するので、
国の予算を使うことはない」と言うと、
「ほぅ…」と溜息をつかれてしまった。
それがどんな意味かは良く判らなかったけど、
気にするのはやめようと思った。
とにかく、やりたいと思ったことを実現する。
それだけに集中しようと決めていた。
女性が表に立って動くことはしない国だということは、
判っていたけど、
「外国人だから」ということと、
「前王子の第一夫人だから」ということの影響なのか、
露骨に反対したり、
嫌な顔をする人は居なかった。
私の計画は、次の三つだった。
子供たちの教育の場を作る。
大人、特に女性の仕事を作る。
医療体制を整える。
その為の施設をまず、作ることで、
建設、建築の仕事の場を提供する。
日本からの技術提供も、父のルートから依頼してしまった。
箱モノは、最初は小さいものからスタートさせることにした。
大きいモノだと、時間がかかり過ぎてしまうから。
まずは、保育園と学校。
大人も学べる場所も作る。
それから、仕事。
更に、小さい病院か診療所。
最初は首都にモデルケースになるモノを作り、
近隣でもその村の規模にあったものを作る。
そこで働いたり、運営する人も、
育てていく。
語学教育もして、
やる気がある若者を、
目的に合った国に留学出来るようにする。
そんな取り組みをしていこうとしていた。
国のリーダーや大臣、役人に、
その計画のプレゼンをさせて貰った。
「費用は、前王子の第一夫人の財産から拠出するので、
国の予算を使うことはない」と言うと、
「ほぅ…」と溜息をつかれてしまった。
それがどんな意味かは良く判らなかったけど、
気にするのはやめようと思った。
とにかく、やりたいと思ったことを実現する。
それだけに集中しようと決めていた。
女性が表に立って動くことはしない国だということは、
判っていたけど、
「外国人だから」ということと、
「前王子の第一夫人だから」ということの影響なのか、
露骨に反対したり、
嫌な顔をする人は居なかった。
私の計画は、次の三つだった。
子供たちの教育の場を作る。
大人、特に女性の仕事を作る。
医療体制を整える。
その為の施設をまず、作ることで、
建設、建築の仕事の場を提供する。
日本からの技術提供も、父のルートから依頼してしまった。
箱モノは、最初は小さいものからスタートさせることにした。
大きいモノだと、時間がかかり過ぎてしまうから。
まずは、保育園と学校。
大人も学べる場所も作る。
それから、仕事。
更に、小さい病院か診療所。
最初は首都にモデルケースになるモノを作り、
近隣でもその村の規模にあったものを作る。
そこで働いたり、運営する人も、
育てていく。
語学教育もして、
やる気がある若者を、
目的に合った国に留学出来るようにする。
そんな取り組みをしていこうとしていた。

