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全部、夏のせい
第14章 時間を取り戻す
捲った袖を直しながら戻って来たアラムが優しく微笑んで手を差し伸べて起こしてくれる。

手を繋いでバスルームまで行くと、
キスをしてから服を脱がせてくれるので、
私も同じように脱がせようとすると、
アラムが恥ずかしそうに、
「自分でやるよ」と言うので、
二人で少し可笑しくなってクスクス笑う。


バスルームに入って、
シャワーのお湯を出すと、
アラムは私にゆるゆるとお湯を掛けてから、
スポンジではなくて手にボディソープを出して、
そっと洗ってくれる。


大切なものに触れるように。
そして、私のことを確かめるように。


私も同じようにアラムを洗っていく。


アラムのペニスは最初から硬く屹立していて、
私が触れると、ビクンと更に波打って熱くなる。


私もすっかり濡れてしまっていて、
ドロドロに溶けたバターのようになっていた。


「ベッドまで待てない」と言うと、
アラムは私の片脚をバスタブに乗せると、
自分の先端でワレメを探るように触れる。


閉じてしまっていて、
なかなかナカに入らないのがもどかしくて、狂おしい気持ちを更に掻き立てる。


先端を少し捻るようにして先端の膨らみが私を押し分けるように少しずつ貫いていくと、
涙と共に声が上がる。


少しずつ奥まで入ってくる。


「ああっ…。
マーサ。
昔と全然変わらない。
凄くキツくて、凄く締め付けてくる。
ずっと僕を待っていてくれたんだね?」


と囁いて、
アラムはキスをしながら、腰を動かす。


「そんなに動いたら…。
マーサ、我慢出来ないよ?
ほら、ナカが蠢いて、
あっ、ああっ…」


私も声を上げてしまうと、
アラムの熱い液体が、
私のナカで弾けた。


私達は動けずにそのまま、
抱き締めあって泣いていた。



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