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全部、夏のせい
第15章 別離

「マーサ…。
ずっと好きだった。
心から…」と言いながら、
背中を撫でられてキスをして、
「愛してる」と囁く。
「アリ…待って?
私…」と、アリの厚い胸板を押し返そうとするけど、
びくとも動かない。
「アラムが居る限り、
この言葉を言う日が来ないと思っていたけど、
今はもう、言えるよね?
マーサ、愛してる。
ずっと前から。
俺と結婚して欲しい」
アリは私を抱き上げてベッドに運んで、
私の上に重なってキスを続ける。
アリの瞳から涙が流れて、
私の頬に落ちる。
アリの大きな手が私の胸をそっと弄る。
胸元から手を入れて、
ぎこちなく触れて、頸筋から鎖骨、
そして胸へと、アリの唇と舌がゆっくりと降りていく。
もう片方の手がそっと太腿の辺りを撫でていって、
両脚の間を躊躇いがちに触れる。
「アリ…、
ごめんなさい。
ねえ?
辞めて?」と言うと、
アリは辞めてくれて、
私の顔を観る。
「お義父様を観てアラムを思い出すのと同じで、
アリを観るとアラムを思い出してしまうの。
ごめんなさい。
だから…辛くて私…」
アリは暫く、私の顔を見つめると、
額にキスをして、
「マーサ、ごめん」と呟いた。
ずっと好きだった。
心から…」と言いながら、
背中を撫でられてキスをして、
「愛してる」と囁く。
「アリ…待って?
私…」と、アリの厚い胸板を押し返そうとするけど、
びくとも動かない。
「アラムが居る限り、
この言葉を言う日が来ないと思っていたけど、
今はもう、言えるよね?
マーサ、愛してる。
ずっと前から。
俺と結婚して欲しい」
アリは私を抱き上げてベッドに運んで、
私の上に重なってキスを続ける。
アリの瞳から涙が流れて、
私の頬に落ちる。
アリの大きな手が私の胸をそっと弄る。
胸元から手を入れて、
ぎこちなく触れて、頸筋から鎖骨、
そして胸へと、アリの唇と舌がゆっくりと降りていく。
もう片方の手がそっと太腿の辺りを撫でていって、
両脚の間を躊躇いがちに触れる。
「アリ…、
ごめんなさい。
ねえ?
辞めて?」と言うと、
アリは辞めてくれて、
私の顔を観る。
「お義父様を観てアラムを思い出すのと同じで、
アリを観るとアラムを思い出してしまうの。
ごめんなさい。
だから…辛くて私…」
アリは暫く、私の顔を見つめると、
額にキスをして、
「マーサ、ごめん」と呟いた。

