この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
全部、夏のせい
第16章 新たな出逢い

「日本はあんまり、Wi-Fi、強くなくて、
繋がり難いね?」と言いながら、
ノートパソコンを開いてカード会社と銀行の連絡先を調べるレオンの横顔を見ていると、
急にこちらを向くからとても至近距離で目が合ってしまう。
「私の携帯、使って?
自分の情報、自分の携帯に入ってるんでしょう?」と言うと、
「アリガトウ」と言って、
2ヶ所に電話をして、ホッとした顔をした。
なんだか放っておけなくて、
「良かったら私のアトリエに泊まったら?」と言ってしまった。
「アトリエ?」
「ええ。
自宅じゃないから、誰も居ないし、
気軽に泊まれるわ?
何処かに行くなら取り敢えずそこに一泊して、
その後の計画を立てたらどうかしら?」と言って、
タクシー乗り場に向かった。
私のバッグを持って、後ろからついてくるレオンは、
「でも、それじゃあ、申し訳ないし」と、
私の手をそっと握るから、
「だったら、私がフランスに行ったら、
レオンの処に泊めてね?」と笑うと、
レオンは真剣な顔で頷いた。
繋がり難いね?」と言いながら、
ノートパソコンを開いてカード会社と銀行の連絡先を調べるレオンの横顔を見ていると、
急にこちらを向くからとても至近距離で目が合ってしまう。
「私の携帯、使って?
自分の情報、自分の携帯に入ってるんでしょう?」と言うと、
「アリガトウ」と言って、
2ヶ所に電話をして、ホッとした顔をした。
なんだか放っておけなくて、
「良かったら私のアトリエに泊まったら?」と言ってしまった。
「アトリエ?」
「ええ。
自宅じゃないから、誰も居ないし、
気軽に泊まれるわ?
何処かに行くなら取り敢えずそこに一泊して、
その後の計画を立てたらどうかしら?」と言って、
タクシー乗り場に向かった。
私のバッグを持って、後ろからついてくるレオンは、
「でも、それじゃあ、申し訳ないし」と、
私の手をそっと握るから、
「だったら、私がフランスに行ったら、
レオンの処に泊めてね?」と笑うと、
レオンは真剣な顔で頷いた。

