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全部、夏のせい
第2章 好き?

すると、唐突にアラムの携帯が鳴った。
胸のポケットから携帯を出して、
私の知らない言語で何か説明すると、
「水、届いたよ」と私に言った。
程なく、アラムの友人二人が、
ペットボトルの塊を持って部屋に届けてくれた。
アラムが何かを言うと、
一人は洗面台の下に、
もう一人は入り口横に、ペットボトルの塊を置いて、
スタスタと出て行ってしまった。
「えっ?
あの…。
お礼も言えなかった!
アラム、代金は?」と言うと、
「単なる水だよ?
要らない」と笑う。
「でも、凄い量よ?」と言うと、
「無くなる前に言ってね。
また、手配するから。
それより、シャワーは大丈夫?」と訊かれた。
「ん。
今日はまだ、試してないけど、
ここは、小さいシャワー室になってて、鍵も掛かるから、
大丈夫よ?」と言うと、
少しホッとした顔をした。
「明日の予定は?」
「朝はすぐそこの教会の礼拝に行く予定で、
その後は、まだ何も決めてないの」
「教会か。
マーサはカトリック教徒なのかな?」
「はい。
そうなんです」と言うと、
アラムは少し哀しそうな顔をしたようだった。
「そうなんだね。
あ、夕食は?」
「さっき、中途半端な時間にパンを食べたから、
まだお腹、空いてなくて。
アラムは?」
「確かにそうだね。
フルーツでも買ってくれば良かったかな?」
と言うと、
「じゃあ、そろそろ帰るね?」と立ち上がった。
私も立ち上がると、
「アラム、今日はお買い物に付き合ってくれて、
荷物持ちもしてくれて、
本当にありがとう」と言って、
背伸びをして、両頬にキスをした。
「あ!
それと、お水のお礼も!」と言って、
もう一度、頬にキスをしようとしたら、
アラムは唇を捉えるようにそっとキスをした。
胸のポケットから携帯を出して、
私の知らない言語で何か説明すると、
「水、届いたよ」と私に言った。
程なく、アラムの友人二人が、
ペットボトルの塊を持って部屋に届けてくれた。
アラムが何かを言うと、
一人は洗面台の下に、
もう一人は入り口横に、ペットボトルの塊を置いて、
スタスタと出て行ってしまった。
「えっ?
あの…。
お礼も言えなかった!
アラム、代金は?」と言うと、
「単なる水だよ?
要らない」と笑う。
「でも、凄い量よ?」と言うと、
「無くなる前に言ってね。
また、手配するから。
それより、シャワーは大丈夫?」と訊かれた。
「ん。
今日はまだ、試してないけど、
ここは、小さいシャワー室になってて、鍵も掛かるから、
大丈夫よ?」と言うと、
少しホッとした顔をした。
「明日の予定は?」
「朝はすぐそこの教会の礼拝に行く予定で、
その後は、まだ何も決めてないの」
「教会か。
マーサはカトリック教徒なのかな?」
「はい。
そうなんです」と言うと、
アラムは少し哀しそうな顔をしたようだった。
「そうなんだね。
あ、夕食は?」
「さっき、中途半端な時間にパンを食べたから、
まだお腹、空いてなくて。
アラムは?」
「確かにそうだね。
フルーツでも買ってくれば良かったかな?」
と言うと、
「じゃあ、そろそろ帰るね?」と立ち上がった。
私も立ち上がると、
「アラム、今日はお買い物に付き合ってくれて、
荷物持ちもしてくれて、
本当にありがとう」と言って、
背伸びをして、両頬にキスをした。
「あ!
それと、お水のお礼も!」と言って、
もう一度、頬にキスをしようとしたら、
アラムは唇を捉えるようにそっとキスをした。

