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全部、夏のせい
第17章 甘い一夜の夢
「食材は殆ど置いてなくて…。
パンケーキくらいなら焼けるけど?」と言うと、

「何でも良いよ。
僕も手伝うよ」と一緒にキッチンに立ってくれる。


二人で狭いキッチンに立っていると、
肩が触れてしまうから、
その度に見上げると、
クスクス笑って、
頬や額にキスをされる。


本当にパンケーキMIXしかなかったし、
牛乳も卵もなくて、
しょぼいお味のパンケーキに買い置きのバターと蜂蜜だけ載せただけのものを、
レオンは嬉しそうな顔で食べてくれた。


「紅茶は僕が淹れるね?」と、お湯を沸かして、
優雅に紅茶を淹れて運んでくれるのを観ながら、
なんだか私まで昔からレオンを知っているような気持ちになってしまう。


向かい合って見つめ合いながら、
手を握られて、
頬が紅くなるのが判る。


ピーピーと洗濯機が鳴るので、
私は立ち上がって洗面所に行くと、
レオンもついてきてくれて、
籠に入れてサンルームに持って行くと、
干すのを手伝ってくれる。


「第二陣は、大モノなの」と言いながら、
ベッドパットとバスタオル、バスローブを入れてみて、

「んー。
入れ過ぎかしら?」とバスローブを引っ張り出すと、

「難しそうな顔するから、
何かと思った」と、
レオンはまた、クスクス笑った。


「このまま、乾燥までセットしたから、
取り敢えず空港に行きましょうね?」と言うと、

「本当は、ずっと家に居たいけどね?」と悪戯っぽく笑って、
耳朶にキスをした。


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