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全部、夏のせい
第17章 甘い一夜の夢
「ホントに?
じゃあ、絶対、電話して?
まだ、病院か実家に居るかもしれないけど、
迎えに行くから。
マルセイユからエクス入りするよね?」と言って、
また、何度も何度もキスをするレオンに、
私は更に言った。


「レオン…。
私、40歳を軽く超えているの。
お母様と同じくらいの年齢なのよ?
息子は、レオンと同じ歳よ?
今はアメリカの大学に行ってるけど…。
だからね。
レオンと私は、とても一緒にはなれないと思うの…」


レオンは固まってしまう。

それは、そうだと思う。
20歳以上、歳上の女なんて、
付き合うことも難しいだろう。


「どうして?」

「えっ?」

「どうして、一緒になれないの?
もう、夫は亡くなってるんでしょう?
別に事実婚でも良いよ?」

「だって…」


レオンは優しくキスをすると、

「マーサ、僕のこと、嫌い?
僕は大好きだよ。
愛してる。
本当に心から。
運命のヒトに逢えたって感じなんだ。
まだ、出会ったばかりだけど、
信じて貰えないかな?
だから、ずっと一緒に居たい。
明日、一緒に連れて帰りたいほどだけど…」と、
真剣な顔で囁いた。



「とにかく、レオンの気持ちは判ったわ?
それにとても嬉しい。
必ず会いに行きます。
でもね。
こんな歳上ではダメって、
お母様やおじいさまが反対すると思う。
それに、こんな年齢では、
子供も産めないもの」

「えっ?
まだ、出産可能な年齢でしょ?」

「…」

「それに、授かりものだから、
たとえ、子供が出来なくても構わないよ。
お願い。
前向きに考えてみて?」という言葉に、
私は思わず頷いてしまった。
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