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全部、夏のせい
第18章 エクスへ
パリでの契約はとても円滑に進んだ。

お義父様が、小さいとはいえ、その国の元国家元首であることも大きく影響した。


また、3年にも渡る世界規模の感染症後の復活や、
後進国と呼ばれる国の女性への支援という社会的な意義、
そして何よりも力強く美しい布そのものの魅力とオリジナリティが評価されて、
このブランドのコレクション用の素材としてと、
定番のスカーフやストールのデザインに採用されることが正式に決まった。


また、そのデザインに採用されないものは、
私とアラムが育ててきた工房で製品化して販売することも許可された。


全てがうまく回っていく手応えを感じながら、
契約を済ませて帰る時に、
私が手にしたバッグを見て、

「大切に使っていただきありがとうございます」と声を掛けられる。


「これは20年以上前に、
結婚の記念に亡くなった夫がプレゼントしてくれた思い出の品です」と言うと、

「お帰りになる前に、磨かせますから、
店舗にお立ち寄りください」と言われた。


お義父様が、
「是非、立ち寄らせて貰おう。
マーサ、今回の記念に、
私からも何か、プレゼントしたいな」と微笑んだ。
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