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全部、夏のせい
第18章 エクスへ

定宿にしているホテルでのんびりお茶をしながら、
お義父様とこの後のスケジュールを相談した。
当初の予定では、
そのまま、母国に移動して、
学校や女性達の支援施設での指導を始めるつもりで、
お義父様やアリも同行すると言っていた。
でも…。
レオンに会いたい。
そう思った私は、
「久し振りにエクスにも行きたくて…」と口にした。
内緒事をしている後ろめたさで、
お義父様の顔を真っ直ぐ見れないでいるのを、
「まだ、具合が悪いみたいだね?
少し横になると良いよ」と言われて、
更に居心地が悪くなってしまい、
寝室に下がらせて貰った。
そして、結論、
三人でエクスに立ち寄ってから、
母国に行くことになった。
アリが寝室に来て、
「マーサ、大丈夫か?
医者を呼ぶか?」と言う。
「大丈夫よ」
「あっ。
アレか。
腹が痛くなるヤツ。
ショコラでも、頼んでやろうな?」と言って、
スタスタと寝室から出て行く後ろ姿を見ながら、
そういえば、今月の生理、まだ来てないということに気づいて、
予感めいたものを感じて、震えてしまった。
お義父様とこの後のスケジュールを相談した。
当初の予定では、
そのまま、母国に移動して、
学校や女性達の支援施設での指導を始めるつもりで、
お義父様やアリも同行すると言っていた。
でも…。
レオンに会いたい。
そう思った私は、
「久し振りにエクスにも行きたくて…」と口にした。
内緒事をしている後ろめたさで、
お義父様の顔を真っ直ぐ見れないでいるのを、
「まだ、具合が悪いみたいだね?
少し横になると良いよ」と言われて、
更に居心地が悪くなってしまい、
寝室に下がらせて貰った。
そして、結論、
三人でエクスに立ち寄ってから、
母国に行くことになった。
アリが寝室に来て、
「マーサ、大丈夫か?
医者を呼ぶか?」と言う。
「大丈夫よ」
「あっ。
アレか。
腹が痛くなるヤツ。
ショコラでも、頼んでやろうな?」と言って、
スタスタと寝室から出て行く後ろ姿を見ながら、
そういえば、今月の生理、まだ来てないということに気づいて、
予感めいたものを感じて、震えてしまった。

