この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
全部、夏のせい
第2章 好き?
寮に戻って、
昼間の空いている時間にシャワーをしてしまおうと、
個室のシャワー室に入ってみて、驚いてしまった。


シャワーヘッドがついてなくて、
高い所に固定の蛇口のようなものがついているだけだった。

温度調節のハンドルはあるから、
恐る恐るお湯の方に設定して出してみると、
ただ、水が上から降り注ぐだけだった。

おまけにいつまで経ってもお湯にはならない。

これ、シャンプーしても、
上手く泡を流し切れないヤツだ。


そう思って諦めて、
取り敢えず身体だけボディソープで洗ってみた。


髪はびしょ濡れだけど、
洗うのは諦めて、
バスタオルで拭きながら部屋に戻った。


なかなか、手強いなと思って笑ってしまう。


そして、これは、髪を切ってしまった方が良いかもしれないと思った。



翌日、昼休みに、
アラムにフルーツのお礼を言って、
ランチをカフェで取りながら、
「食べ切れないフルーツを食べるの、
手伝って欲しい」と言ったら、
楽しそうに笑われた。


そして、こちらでは使えない携帯で撮った写メを見せて、
上から水が降り注ぐだけのシャワーの話を笑いながらすると。

「風邪、ひかなかった?」ととても心配されて、

「僕も引っ越ししたから、
バスルームだけ、使いに来る?」と言われた。


「えっ?」と言うと、

「マーサがバスルーム使ってる間は、
外に出てるから…」と恥ずかしそうに言うので、
私も恥ずかしくなってしまって、
紅くなってしまった。


少しずつ、アラムとの距離が縮まっていくのを感じた。
/323ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ