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全部、夏のせい
第19章 二度目のプロポーズ、そして
「…私…どうしたのかしら?」


「貧血みたいな感じですーっと意識がなくなったから、
びっくりして、ベッドに運んだんだよ。
大丈夫?
みんなも心配してたよ。
声、掛けてくるね?」と言われて、
慌ててレオンの手を掴んでしまう。


「あの…ロザリーは?
やっぱり、私となんて、
認めてくれなかったわよね?」と訊くと、


「えっ?
そんなことないよ。
マーサが気絶したって言ったら驚いてたけど、
マーサなら大歓迎だって言ってたよ。
家に連れて来るように言われたけど、
体調、悪いのかな?」と心配そうな顔をする。



どうしよう?
でも、やっぱり言えない。


そう思いながら、

「みんなに、大丈夫だからって伝えてきてくれる?」と言うと、
レオンは優しく微笑んで、

「すぐ戻るよ?
それと、心配だから、
一緒に寝るからね?」と、
額にキスをして、部屋から出て行った。
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