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全部、夏のせい
第19章 二度目のプロポーズ、そして
「えっ?
何?
どうなってるの?」と、
アダムがポカンとした顔で言う。


「あら、まあ!
あの、可愛らしかったレオンが、
うちの真麻さんにプロポーズしてるのかしら?」と、
祖母も少し驚いた顔で言う。


すると、ロザリーが私を抱き締めて、

「ああ!
本当に懐かしいマーサが、
まさか、レオンの想い人だなんて思いもよらなかったわ?
でも、すごく嬉しいの!」と言って、
両頬にキスをしてくれる。


「ほら、マーサ。
返事、してやれよ?
ずっと、すっとぼけてたんだろう?
俺、イラっとするよ?」とアリまでそんなことを言うので、
私はなんて言って良いか、
余計に判らなくなってしまう。


「マーサ。
もう充分だろう?
ずっとアラムのことを想ってくれてありがとう。
私たちの母国の為にも、
尽力してくれて、感謝してるよ。
でも、これからの人生まで、
もう、亡くなってここには居ないアラムに、
義理立てすることもない。
母国も、マーサが作った学校や病院、
事業も上手く回っているから、
任せても良いんじゃないかな?」とお義父様も言ってくれる。


「でも、私、
こんなに歳上だし…」

と言うと、

「平気だよ。
マーサ、可愛いからさ」とアリが言うと、
一番小さいアリでもあるリルが、

「そうだよ。
ママンは、誰よりも可愛いよ」と言うので、
みんなが笑ってしまった。


「日本の家族が何か言ったら、
わたくしが論破してあげるから、大丈夫よ?
それで、真麻さんの気持ちはどうなの?」と、
祖母が私を真っ直ぐ見つめて言った。


その時、その様子を観ていたロザリーが、

「ねえ?
マーサ。
ひょっとして…?」と、
私のお腹をそっと撫でた。
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