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全部、夏のせい
第3章 深まる想い
アラムが私を連れて行ったのは、
街で一番格式が高いホテルだった。


「えっ?
ここ?」と言うと、
ドアマンが「おかえりなさいませ」とお辞儀をする。


そのままエレベーターに乗って最上階に行くと、キーでドアを開けてくれる。

スイートルームで、
窓から街が一望出来た。


「あっ。
教会が観えるから、
学校と寮もあの辺ね?」と窓に駆け寄って外を観ると、
思ったよりアラムは近くに立っていた。


「凄い処に泊まっているのね?」と言うと、

「マーサが居るなら、
ずっと寮に居ようと思ったけど、
マーサ、引っ越ししちゃったし。
マーサの寮は4部屋は空いてないって言われたからね」と笑った。


「バスルームは、こっちだよ?
タオルとかバスローブはこの中。
シャンプーとかは…好きなのを持って来たんだね?
ふーん。
マーサの甘い香りはこのシャンプーなのか。
今度、使ってみようかな?」と、
無口なアラムの割には少し早口で言った。


「二階にカフェがあるから、
そこで待ってるよ?
出たらそこに来て?
オートロックだから、ここから普通に出てドア閉めてくれば良いからね」と言うと、
くるりと向きを変えて部屋から出て行ってしまった。


「凄いな。
ホテル滞在。
一体、いくらかかるのかしら?」と呟いてしまう。


そして、のんびりエコバッグを手に、
脱衣スペースにエコバッグを置いて、
バスルームを見た。

とても広くて明るい。

窓から、南フランス特有の美しい青空が見えて、
楽しい気持ちになってしまう。


まずはお湯を貯めながら、
シャワーで髪を洗おうと思って、
ウキウキしてしまった。
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