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第3章 深まる想い

あちらの寮に移ってからは、
湯シャンしかしてなかったから、
まずは丁寧に温かいお湯で頭皮をマッサージしてから、
目の荒い櫛で毛先から少しずつ髪を梳かしていくことにする。

頭皮のところからもスムーズに櫛が通るようになってから、
シャンプーでまずは地肌を丁寧に洗っていく。

なかなか泡立たないのは、
水質のせいか、
私の髪の汚れのせいか解らないけど、
とにかく、まずは頭皮を綺麗にする感じで洗って、
よく洗い流す。

もう一度、今度は少なめのシャンプーをつけて洗うと、
今度はたっぷり泡立ってくれる。


柔らかくて甘い香りに癒されながら洗って、
今度は更にきっちり、泡を洗い流していく。


軽くタオルドライしてからトリートメントをつけて、
目の荒い草で丁寧に梳かしてから、
タオルで頭を包み込んでおく。


その後、身体を丁寧にスポンジで洗う。


一皮剥けたような気がするのは、
汚れが落ちていってるからのような気がして、
笑ってしまう。


ボディソープを流して、
頭のタオルも外してトリートメントを丁寧に流した。


久し振りに綺麗になった気がして、
バスタブに浸かった。


物凄く気持ち良くて、
幸せな気分になる。


やっぱり、シャワーだけより、
バスタブよね！


と思っているうちに、
私はうっかり居眠りしてしまっていたようだった。