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全部、夏のせい
第3章 深まる想い
1時間経ってもカフェに降りて来ない私を心配して、
内線電話を館内から掛けてみた後、
アラムは部屋に戻って来て、
バスタブにもたれて微笑みながら眠っている私を発見して、
心臓が止まりそうになったと後から言った。


私を揺すって起こしてくれた時、
私はぼんやり夢見心地で居て、
自分の状況が判って居なかった。


「マーサ、大丈夫?
立てる?」と言われて、
ようやく自分がお風呂で眠ってしまっていたことに気づいて、
慌てて前を隠すようにすると、
アラムは多分、顔を赤らめてバスルームから出ようとした。

私も出なくちゃと思って立ちあがろうとしたら、
湯あたりしてしまっていて、
倒れそうになった。


アラムは慌てて私を支えてくれたせいで、
着ていた服がお湯で濡れてしまった。


捕まりながらバスタブから出ると、
アラムは浴室の外のクローゼットからバスローブを出して羽織らせてくれる。


「ごめんなさい。
アラム、お洋服が濡れちゃって…」と言うと、

「大丈夫?
あっちの部屋に冷蔵庫あって、
水が入ってるから、
座って飲んでて?
僕もシャワー浴びて着替えるから…」と言って、
バスルームに入ってしまった。


ああ。
私がここにいたら、脱げないものね?
と思って、
バスタオルを手に、
リビングスペースに行って、
髪をバスタオルで巻いてから、
冷蔵庫のお水を出してコップに注いで、
ソファに座ってからゆっくり飲んだ。
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