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全部、夏のせい
第3章 深まる想い

翌朝、日曜朝のミサに出た後、
広場の朝市をのんびり回って、
少しフルーツと野菜を買って、
お花を買おうか真剣な顔して観ていたら、
後ろから、
「マーサ、どの花が好きなの?」という声がして、
振り返るとアラムが立っていた。
「おはようございます」と言うと、
アラムは微笑んで、
「昨夜はシャルルに先を越されたからね?
今日は絶対に花を贈りたくて待ってたよ」と言った。
「あら!
先週、ラベンダー、
いただきましたよ?」と言うと、
「そうか。
あれも花なんだね?
ハーブかと思った」と笑う。
凄く悩んで、
一番香りが良い薔薇を選ぶと、
アラムは、
「全部欲しい」と言うのでびっくりしてしまう。
新聞紙に包まれた花を、
「お姫様、どうぞ?」と言われて渡されると、
フワリと優しくて甘い香りがした。
「アラム、大変!
これを入れる花器がないわ?」と言うと、
「じゃあ、買いに行かないとね?」と笑った。
パン屋さんでカンパーニュを1/4だけ切って貰って、
カフェで二人、軽く朝食を取った。
お花を部屋に持って帰って、
ひとまず洗面台にお水を貯めてそこに薔薇を入れて、
市街地に向かった。
広場の朝市をのんびり回って、
少しフルーツと野菜を買って、
お花を買おうか真剣な顔して観ていたら、
後ろから、
「マーサ、どの花が好きなの?」という声がして、
振り返るとアラムが立っていた。
「おはようございます」と言うと、
アラムは微笑んで、
「昨夜はシャルルに先を越されたからね?
今日は絶対に花を贈りたくて待ってたよ」と言った。
「あら!
先週、ラベンダー、
いただきましたよ?」と言うと、
「そうか。
あれも花なんだね?
ハーブかと思った」と笑う。
凄く悩んで、
一番香りが良い薔薇を選ぶと、
アラムは、
「全部欲しい」と言うのでびっくりしてしまう。
新聞紙に包まれた花を、
「お姫様、どうぞ?」と言われて渡されると、
フワリと優しくて甘い香りがした。
「アラム、大変!
これを入れる花器がないわ?」と言うと、
「じゃあ、買いに行かないとね?」と笑った。
パン屋さんでカンパーニュを1/4だけ切って貰って、
カフェで二人、軽く朝食を取った。
お花を部屋に持って帰って、
ひとまず洗面台にお水を貯めてそこに薔薇を入れて、
市街地に向かった。

