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全部、夏のせい
第4章 第二夫人?

ノックが聴こえて目が覚めると、
私にもたれかかるようにしていたアラムが何かを言って立ち上がって、
ドア越しに何かを受け取ってデスクに置いた。
「アラム…?」と声を掛けると、
「スープとパンを持ってきて貰ったよ。
それとプルーンは、鉄分多いらしいから」と笑って、
「起きて食べれるかな?」と言った。
取り敢えず、お手洗いに行きたいことを伝えて、
絶望的な気持ちで狭いお手洗いでナプキンと下着を替えて、
ついでに着ていたパジャマ代わりのワンピースも着替えた。
そして、なんとか、洗濯機が置いてあるキッチンの奥の水道で、
汚れた部分を水洗いして絞ってからそれを部屋に持ち帰った。
「大丈夫?」とアラムに心配そうな顔をされる。
ワンピースはハンガーに掛けられるけど、
流石にショーツは干せないから、
そっと隠すようにクローゼットの中の下の方に置いてみた。
アラムは、二人分のティーカップにスープを入れて、
「少し食べてから、鎮痛剤、飲むと良いよ?」と言った。
鍋に入れて持ってきたスープは、
具沢山で本格的なお味だった。
多分、レストランで作られたもの。
パンはカンパーニュで、スライスされていて、
チーズとバターも用意されていた。
ゆっくり食べてみたけど、
あまり喉を通らなくて、
また、お腹が痛くなってしまう。
「無理しないで良いよ」と言ってくれるから、
食事は切り上げて、軽く食器を洗う。
「僕がやるよ」とアラムが言うけど、
「すぐだから」と洗って洗面台の上の棚に伏せる。
そして、歯磨きをしようとして、
「アラムも歯磨きする?」と訊いて、
引き出しから新品の歯ブラシを渡してあげる。
そして、薬を飲んで横になった。
歯磨きを終えたアラムは、
「もうちょっと居ても良いかな?」と言って、
椅子をベッドの横に引っ張ってきて、
そっと私の髪や頬を撫でてくれる。
撫でるなら、背中かお腹が良いのになと思いながら、
気付いたらまた、丸まって眠ってしまっていた。
私にもたれかかるようにしていたアラムが何かを言って立ち上がって、
ドア越しに何かを受け取ってデスクに置いた。
「アラム…?」と声を掛けると、
「スープとパンを持ってきて貰ったよ。
それとプルーンは、鉄分多いらしいから」と笑って、
「起きて食べれるかな?」と言った。
取り敢えず、お手洗いに行きたいことを伝えて、
絶望的な気持ちで狭いお手洗いでナプキンと下着を替えて、
ついでに着ていたパジャマ代わりのワンピースも着替えた。
そして、なんとか、洗濯機が置いてあるキッチンの奥の水道で、
汚れた部分を水洗いして絞ってからそれを部屋に持ち帰った。
「大丈夫?」とアラムに心配そうな顔をされる。
ワンピースはハンガーに掛けられるけど、
流石にショーツは干せないから、
そっと隠すようにクローゼットの中の下の方に置いてみた。
アラムは、二人分のティーカップにスープを入れて、
「少し食べてから、鎮痛剤、飲むと良いよ?」と言った。
鍋に入れて持ってきたスープは、
具沢山で本格的なお味だった。
多分、レストランで作られたもの。
パンはカンパーニュで、スライスされていて、
チーズとバターも用意されていた。
ゆっくり食べてみたけど、
あまり喉を通らなくて、
また、お腹が痛くなってしまう。
「無理しないで良いよ」と言ってくれるから、
食事は切り上げて、軽く食器を洗う。
「僕がやるよ」とアラムが言うけど、
「すぐだから」と洗って洗面台の上の棚に伏せる。
そして、歯磨きをしようとして、
「アラムも歯磨きする?」と訊いて、
引き出しから新品の歯ブラシを渡してあげる。
そして、薬を飲んで横になった。
歯磨きを終えたアラムは、
「もうちょっと居ても良いかな?」と言って、
椅子をベッドの横に引っ張ってきて、
そっと私の髪や頬を撫でてくれる。
撫でるなら、背中かお腹が良いのになと思いながら、
気付いたらまた、丸まって眠ってしまっていた。

