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全部、夏のせい
第4章 第二夫人?

お昼過ぎに部屋に迎えに来てくれたアラムは、
とてもエキゾチックな格好をしていて、
いつもと雰囲気が違っていた。
「この格好って…?」と言うと、
「僕の国の正装」と笑った。
「とても素敵ね?
私の国の正装っていうか…、民族衣装は、
スーツケースに入れてたせいで、
無くなってしまったから、見せられないけど…。
あ、写真なら持ってきてるから、
今度、見せるね?」と言うと、
嬉しそうな顔をした。
手を繋いでくれる時、
いつもは普通に繋いでたけど、
この日は指を絡めるように繋ぐから、
「えっ?」と見上げてしまうと、
アラムは優しい顔をして額にキスを落とした。
大きさは全然違うのに、
不思議としっくりと馴染む感触がして、
そのまま、ずっと繋いでいたいと思った。
のんびり歩いて、
ルーティンになっているエルメスに立ち寄る。
私がお願いしているものはまだ、入荷していなかった。
「今日はうちの服じゃないのね?
でも、とても素敵よ?」とマダムが微笑むと、
「彼女の誕生日だから、正装をしてます」と言うので、
「私は普段着ですよ?」と頬を膨らませて言うと、
二人とも楽しそうな顔で笑った。
お店を出る時に、
「ホテルの部屋に届けてください」と言いながら、
黒いカードをマダムに渡してサインをするアダムを見ながら、
「何かしら?」と思った。
とてもエキゾチックな格好をしていて、
いつもと雰囲気が違っていた。
「この格好って…?」と言うと、
「僕の国の正装」と笑った。
「とても素敵ね?
私の国の正装っていうか…、民族衣装は、
スーツケースに入れてたせいで、
無くなってしまったから、見せられないけど…。
あ、写真なら持ってきてるから、
今度、見せるね?」と言うと、
嬉しそうな顔をした。
手を繋いでくれる時、
いつもは普通に繋いでたけど、
この日は指を絡めるように繋ぐから、
「えっ?」と見上げてしまうと、
アラムは優しい顔をして額にキスを落とした。
大きさは全然違うのに、
不思議としっくりと馴染む感触がして、
そのまま、ずっと繋いでいたいと思った。
のんびり歩いて、
ルーティンになっているエルメスに立ち寄る。
私がお願いしているものはまだ、入荷していなかった。
「今日はうちの服じゃないのね?
でも、とても素敵よ?」とマダムが微笑むと、
「彼女の誕生日だから、正装をしてます」と言うので、
「私は普段着ですよ?」と頬を膨らませて言うと、
二人とも楽しそうな顔で笑った。
お店を出る時に、
「ホテルの部屋に届けてください」と言いながら、
黒いカードをマダムに渡してサインをするアダムを見ながら、
「何かしら?」と思った。

