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全部、夏のせい
第4章 第二夫人?
ホテルの方が、ワゴンに載せたティーセットと、
大小の紙袋を持って来てくれる。

ティーテーブルに紅茶やアフタヌーンティーのセットを並べて、
アラムが伝票にサインをすると、
お辞儀をして静かに部屋を出た。


「お茶を飲みながら話そうか?」と言って、
私を立たせてくれて、
椅子を引いて座らせてくれる。


「ダージリンね?」と言うと、
アラムは優しい顔で微笑んだ。


そして、ゆっくり話を始めた。


アラムの国では、
4人まで奥さんを娶っても良いことになっている。

女性は出産して、一族を繁栄させることを一番の仕事だと言われるから、結婚するのは遅くとも21歳くらいまでが多いらしい。

でも、裕福でないと、複数の妻は持てない。
全ての妻に対して、「平等」にしないといけないからだ。


アラムは17歳の時に、
21歳の女性と結婚していて、
それが第一夫人だそうだ。


国内の比較的有力な家の娘で、
さっき言い争いをした友達は、その弟だと言った。


この時点で、私は驚いてしまって、
固まってしまっていた。


「えっと、アラムは結婚していて、
奥様が居るのね?
だとしたら、私、結婚出来ません。
重婚になるもの!」

「いや。
僕の国では、
二人目の奥さんを合法的に娶ることは出来るんだよ?
絶対に嫌な思いはさせないし、
不自由もさせない」と私の目を見つめて言う。


「でも…二番目ってことでしょう?
アラムの愛情の、50%しか、受けられないのよね?
残りの50%は、第一夫人のものなのよね?」


私は混乱していた。
例え、愛情が物凄く深くても、
それは50%でしかない。
そんなことって、耐えられるんだろうか?
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