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全部、夏のせい
第5章 ロザリーの結婚式

「全て、神様の思し召しよ?
それに、二人の気持ちが一番大切。
どうなるか判らないけど、
とにかく、お互いを信じてみたら?
私は小さい頃から知っては居たけど、
凄く歳上で、
お父さんみたいなヒトと結婚するけど、
大切にしてくれるっていう言葉を信じてお嫁に行くわ」と言いながら、
ギュッと私を抱き締めてくれる。
「そうね。
ありがと…」と言って、
私もハグを返して、
両頬にキスをして、
二人、微笑みあった。
「アラムと二人で、
結婚式に来てね?」と言われて、
頷いた。
そんな話をしていると、
ジャンが「少し休んだら?」と声を掛けてくれる。
お店の方に行くと、
フルーツを入れたワインベースの飲み物を用意してくれていた。
「アルコール、殆ど飛んでるけど、
まあまあイケるよ?」と言って、
グラスに注いでくれる。
それを飲みながら、
「今度、アラムを連れて来て?
大丈夫かどうか、
観てあげるから!」とロザリーは笑うと、
「アラムって、誰だ?」とジャンが片方の眉を上げて訊いた。
「マーサにプロポーズした男の子。
何歳なの?」
「えっ?
訊いてないの」
「何処の人?」
「それも訊いたけど、
覚えてなくて…」
「なんだ。
そんなこと、どうでも良いくらい、
好きなの?」
「とても優しくて、思い遣りがあって…」
「もう、寝たの?」
「まさか!」
ロザリーとの会話を黙って聴いていたジャンが、
声を立てて笑う。
「なんだ。
今時の若者は、慎重なんだな?
どんなヤツか、観てやるから、
明日、一緒においで?」と言って、
ジャンは少し真面目な顔をした。
それに、二人の気持ちが一番大切。
どうなるか判らないけど、
とにかく、お互いを信じてみたら?
私は小さい頃から知っては居たけど、
凄く歳上で、
お父さんみたいなヒトと結婚するけど、
大切にしてくれるっていう言葉を信じてお嫁に行くわ」と言いながら、
ギュッと私を抱き締めてくれる。
「そうね。
ありがと…」と言って、
私もハグを返して、
両頬にキスをして、
二人、微笑みあった。
「アラムと二人で、
結婚式に来てね?」と言われて、
頷いた。
そんな話をしていると、
ジャンが「少し休んだら?」と声を掛けてくれる。
お店の方に行くと、
フルーツを入れたワインベースの飲み物を用意してくれていた。
「アルコール、殆ど飛んでるけど、
まあまあイケるよ?」と言って、
グラスに注いでくれる。
それを飲みながら、
「今度、アラムを連れて来て?
大丈夫かどうか、
観てあげるから!」とロザリーは笑うと、
「アラムって、誰だ?」とジャンが片方の眉を上げて訊いた。
「マーサにプロポーズした男の子。
何歳なの?」
「えっ?
訊いてないの」
「何処の人?」
「それも訊いたけど、
覚えてなくて…」
「なんだ。
そんなこと、どうでも良いくらい、
好きなの?」
「とても優しくて、思い遣りがあって…」
「もう、寝たの?」
「まさか!」
ロザリーとの会話を黙って聴いていたジャンが、
声を立てて笑う。
「なんだ。
今時の若者は、慎重なんだな?
どんなヤツか、観てやるから、
明日、一緒においで?」と言って、
ジャンは少し真面目な顔をした。

