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全部、夏のせい
第5章 ロザリーの結婚式

金曜日の午後の休み時間に、
役所に結婚の届けをしに行くというロザリー達について行った。
きちんときた清楚なワンピース姿のロザリーは、
背の高い落ち着いた男性と腕を組んで役所に入り、
書類に署名をした。
そして、外に出て来て、
みんなの祝福を受けて、
嬉しそうに微笑んでいた。
私とアラムに気づいて私に駆け寄ると、
「次はマーサね?」と言って、
両頬にキスをしてくれる。
アラムも優しく微笑んで、
頷いていた。
その後、お花屋さんにお願いしていた花材などをピックアップしに行って、
授業が終わった後、
ご飯も食べずにブーケを作った。
格調高い古い教会の式に合わせて、
純白のカサブランカを使ったキャスケードブーケにして、
ブートニアも作った。
寮のお部屋の中が、
濃厚なカサブランカの香りで、
頭がクラクラするほどだったので、
窓を開けていた。
そっとノックの音がしたのでドアを開けると、
アラムが立っていた。
デスクの上のブーケを観て、
「凄いね!
マーサが作ったの?」と驚いている。
頷くと、
「マーサは何でも出来るんだね?」と笑う。
「でもね。
香りが強くて頭がクラクラしてるの。
今夜のうちに、ロザリーに届けに行きたいの」と言うと、
「外、暗いから一緒に行こうね?」と言ってくれる。
お店に行くと、
ジャンがぼんやりした顔で座っていた。
本を開いていたけど、読んでる感じはしなかった。
「どうしたんだ?マーサ?」と言われて、
「これ、作ったの。
ロザリーに渡したくて。
良かったら、明日、持って貰えるかしら?
あ、出来たらワインの貯蔵庫に入れておいて?
暑いとお花、元気なくなっちゃうから」
そんな話をしていると、
ロザリーが部屋から出て来て、
ブーケを観てびっくりした顔をしている。
「マーサ、ありがとう!」と、両頬にキスをして微笑んだ。
役所に結婚の届けをしに行くというロザリー達について行った。
きちんときた清楚なワンピース姿のロザリーは、
背の高い落ち着いた男性と腕を組んで役所に入り、
書類に署名をした。
そして、外に出て来て、
みんなの祝福を受けて、
嬉しそうに微笑んでいた。
私とアラムに気づいて私に駆け寄ると、
「次はマーサね?」と言って、
両頬にキスをしてくれる。
アラムも優しく微笑んで、
頷いていた。
その後、お花屋さんにお願いしていた花材などをピックアップしに行って、
授業が終わった後、
ご飯も食べずにブーケを作った。
格調高い古い教会の式に合わせて、
純白のカサブランカを使ったキャスケードブーケにして、
ブートニアも作った。
寮のお部屋の中が、
濃厚なカサブランカの香りで、
頭がクラクラするほどだったので、
窓を開けていた。
そっとノックの音がしたのでドアを開けると、
アラムが立っていた。
デスクの上のブーケを観て、
「凄いね!
マーサが作ったの?」と驚いている。
頷くと、
「マーサは何でも出来るんだね?」と笑う。
「でもね。
香りが強くて頭がクラクラしてるの。
今夜のうちに、ロザリーに届けに行きたいの」と言うと、
「外、暗いから一緒に行こうね?」と言ってくれる。
お店に行くと、
ジャンがぼんやりした顔で座っていた。
本を開いていたけど、読んでる感じはしなかった。
「どうしたんだ?マーサ?」と言われて、
「これ、作ったの。
ロザリーに渡したくて。
良かったら、明日、持って貰えるかしら?
あ、出来たらワインの貯蔵庫に入れておいて?
暑いとお花、元気なくなっちゃうから」
そんな話をしていると、
ロザリーが部屋から出て来て、
ブーケを観てびっくりした顔をしている。
「マーサ、ありがとう!」と、両頬にキスをして微笑んだ。

