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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第2章 2
涼子は水着を持って、体育倉庫の裏に回った。

グラウンドを背中にして着替えるのは、やはり抵抗があったからだ。

そこでやや急いで、自身が着ていたシャツやトレパン、下着を脱いだ。

一旦の全裸を経て、奈津子の水着に足を通した涼子は、それを腰まで引き上げた段階で、その窮屈さを認識した。

(やっぱり、キツイわ…)

それでも涼子は、その窮屈さに抗って、強引に水着をずり上げた。

そしてその肩紐を肩にかけた時、涼子はそのだらしない状態を自覚した。

ただでさえ鋭い股間の切れ込みの、その”V”字の角度はさらに鋭くなって、涼子の淫肉の狭間を走っている。

(ああ…”アソコ”に、食い込んでるわ……)

さらに背面では、ヒップの割れ目が、水着をすっかり呑み込んで、二つの尻肉は完全に、水着から零れ落ちている。

(お尻が丸出しになってる……)

”彼ら彼女たち”はきっと、この丸出しの尻こそを笑いものにするつもりで、涼子に奈津子の競泳水着を着用させたのだろう、と涼子は思った。

しかし笑いものにされると分かっていても、やはり涼子は”彼ら彼女たち”に逆らえなかった。

奈津子の水着を着込んだ後、改めて体育倉庫の前に回った涼子は、引き戸を前にして十二回の深呼吸を繰り返した。

これから“丸出しの尻”を笑いものにされても、また目を背けたくなるような光景を目にしても、その屈辱や羞恥に耐え得るよう、その深呼吸のうちに石のように心を硬くした。

然る後、涼子は引き戸を自分の肩幅と同じだけ開いて、まさに恐る恐るといった感じで、体育倉庫に足を一歩踏み入れた。

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