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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第3章 3
そこにはこの高校の、四人の男子と四人の女子がいた。
四人の男子生徒は皆三年生で、四人の女子生徒の学年は、まちまちだった。
また四人の男子生徒は皆等しく下着姿で、四人の女子生徒は皆等しく、全裸だった。
そして総勢八人の生徒たちは、男女で四つの組み合わせになって、それぞれ猥褻な行為を繰り広げていた。
そして涼子はこれから、この”狂宴”に加わる――因みに涼子にとっては、この日が五回目の参加になる。
☆☆☆☆☆
涼子の正面では、黒いビキニパンツ姿の早川レンヤが、壁に背中を接して立っている。
そのレンヤの胸に背中を預ける格好で、芹沢奈津子がこちらを向いて立っていた。
レンヤは奈津子の右肩にその顎先をのせていて、口元に淡い嘲笑を浮かべて、奈津子の乳首を見つめている。
その彼は今、奈津子の身体を囲うように両手を前に回していて、それぞれの人差指の先で、自分が見つめる奈津子の乳首を、くすぐっていた。
奈津子のうっすらと開いた唇からは、掠れた吐息が絶え間なく漏れている。
「ハァァ……ハァァァ――あっ、あんっ、あっ……ハァァァ―――あっ、あぁ、あっ……ハァァ…」
時折、その吐息には、細やかな喘ぎ声がのって、涼子の耳にも届いた。
奈津子の目は、楽しい夢を見ているように虚ろで、吐息を漏らす唇には、決して品があるとは言えない笑みが、漂っていた。
☆☆☆☆☆
ところで今、涼子が担任する『1年B組』の生徒であり、かつ涼子が顧問を務める『水泳部の部員』という、これらの条件を満たす女子生徒はこの芹沢奈津子だけだ。
だからと言って決して“依怙贔屓(えこひいき)”する訳ではないが、一緒の時間を過ごす時間が長い奈津子に対して、涼子は――少なくとも先日までは――とりわけ深い愛情を抱いていた。
またこれも“先日までは”、奈津子は涼子に深い愛情を抱かせるに足る、愛嬌に溢れた素直な女子生徒だった。
でも今の涼子はひとりの教師として、『芹沢奈津子』という生徒に対して抱くべき愛情に、自信が持てなかった。
同時にそれは、一介の教師としての涼子の自信をも、失わせていた。
四人の男子生徒は皆三年生で、四人の女子生徒の学年は、まちまちだった。
また四人の男子生徒は皆等しく下着姿で、四人の女子生徒は皆等しく、全裸だった。
そして総勢八人の生徒たちは、男女で四つの組み合わせになって、それぞれ猥褻な行為を繰り広げていた。
そして涼子はこれから、この”狂宴”に加わる――因みに涼子にとっては、この日が五回目の参加になる。
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涼子の正面では、黒いビキニパンツ姿の早川レンヤが、壁に背中を接して立っている。
そのレンヤの胸に背中を預ける格好で、芹沢奈津子がこちらを向いて立っていた。
レンヤは奈津子の右肩にその顎先をのせていて、口元に淡い嘲笑を浮かべて、奈津子の乳首を見つめている。
その彼は今、奈津子の身体を囲うように両手を前に回していて、それぞれの人差指の先で、自分が見つめる奈津子の乳首を、くすぐっていた。
奈津子のうっすらと開いた唇からは、掠れた吐息が絶え間なく漏れている。
「ハァァ……ハァァァ――あっ、あんっ、あっ……ハァァァ―――あっ、あぁ、あっ……ハァァ…」
時折、その吐息には、細やかな喘ぎ声がのって、涼子の耳にも届いた。
奈津子の目は、楽しい夢を見ているように虚ろで、吐息を漏らす唇には、決して品があるとは言えない笑みが、漂っていた。
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ところで今、涼子が担任する『1年B組』の生徒であり、かつ涼子が顧問を務める『水泳部の部員』という、これらの条件を満たす女子生徒はこの芹沢奈津子だけだ。
だからと言って決して“依怙贔屓(えこひいき)”する訳ではないが、一緒の時間を過ごす時間が長い奈津子に対して、涼子は――少なくとも先日までは――とりわけ深い愛情を抱いていた。
またこれも“先日までは”、奈津子は涼子に深い愛情を抱かせるに足る、愛嬌に溢れた素直な女子生徒だった。
でも今の涼子はひとりの教師として、『芹沢奈津子』という生徒に対して抱くべき愛情に、自信が持てなかった。
同時にそれは、一介の教師としての涼子の自信をも、失わせていた。