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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第21章 21
そんな涼子の甘ったるい声を聞いて、レンヤが――なおもツン、ツンと肛門を突きながら――意地悪い口調で尋ねる。

「涼子、“尻の穴”で感じてるんだろ……?」

(尻の穴――!!??)

レンヤは――今や“オマ×コ”から“オ”を省いているように――ここでも“お尻の穴”ではなく“尻の穴”と、丁寧表現の接頭語“お”を付けずに、実に粗野な言い方をした。

(せめて、『お尻の穴』って、言ってよ……?)

涼子はそう心中で願ったが――口に出しても無下にされることは分かっていたから――取り敢えず聞かれていることに答えようとした。

ものの――答えようとして――躊躇った――正直に答えれようとしたからこそ、躊躇わざるを得なかった。

肛門――それは涼子にとって“秘部”以上に、他人に触れられるべきではない部分だった。

その肛門をレンヤに突かれれば、涼子はレンヤと二人で何か“イケナイこと”をしているような気分になる。

それは――“真面目”な人生を送ってきた涼子にとっては新鮮な高揚感だった。

その高揚感を背景にして、レンヤの指先でそっと肛門を突かれればその都度、ゾクッとする“心地良い寒気”が、肛門から背筋へと走った。

それは「あぁぁん」と、甘ったるい声で悶えるに足る、“心地良い寒気”で、要するところ――涼子は感じていた。

レンヤに彼の指先で肛門を突かれ、涼子は感じていた。

結局のところその事実を、誤魔化しても仕方ないと――幾分か躊躇った後で、涼子は思った。

               ☆☆☆☆☆

「感じてるわ……――あぁぁん……――レンヤ君の指で突かれる“お尻の穴”、とっても気持ちイイわ……――あぁぁぁ、ぁん……」

涼子は――依然として肛門を“優しく”突いているレンヤの中指の先に、時折声を震わせながら――正直に、そう告白した。

するとレンヤは、意地悪な口調を続けて、呟いた。

「涼子は“尻の穴”も、スケベなんだね……??」

続けて涼子を諭すように、レンヤは言った。

「スケベな“尻の穴”に、“お”は必要ないよね……?」

涼子は黙って、それでもしっかりと、頷いた。

これ以降、涼子は自分の肛門を、“尻の穴”と呼ぶ。
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