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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第23章 23
しかしながら、レンヤが然る後に五回目に及ぼうとした時――涼子は彼の舌先が秘裂の“前端”に添えられた瞬間、その『予兆』を感じた。

(あッ、出ちゃ――うッ!)

だから涼子は“予め”、謝った。

「ごめんなさいッ!――また、出ちゃうわッ!」

するとレンヤが――なおも“意地悪”な感じで――涼子に問いかけた。

「それだったら、もう止めようか……??」

「イヤッ!」

涼子は咄嗟に、そう“叫んでいた”。

だが、涼子がそう答えると、レンヤの質問は必然的に、こうなる。

「じゃあ涼子は、マン汁が出ると分かってるスケベマ×コを、オレに舐めさせようとしてる訳だね……??」

涼子は返し得る言葉を、見付けられない――それどころか、自分が随分と図々しいことをレンヤに要求しているような、申し訳ない気分になった。

尤もだからと言って――まだまだレンヤのキスを、失いたくはなかった。

挙げ句、今の自分が採用出来る方法を、涼子は相当の羞恥を引き受ける覚悟の上で、『開き直る』以外に、思い当れなかった。

「ええ、そうよ……」

涼子は――『開き直る』に相応しい余裕を醸すべく、なるべく冷静を装って――言った。

「次も、きっと……涼子のスケベマ×コからは、マン汁が出ちゃうわ……」

しかしこの時点で、涼子は『冷静を装った自分』を、激しく後悔した――“冷静”に言うには、余りにも『恥ずかしい』台詞だった。

でも――今更になって後にも引けず――結局のところ最後まで『冷静を装って』、『恥ずかしい台詞』を言い切った。

「だけど、もっともっと、レンヤ君に、涼子のスケベマ×コにキスして欲しいの……」

そこで涼子は、いつかレンヤが言った、こんな言葉を思い出した。

――「このスケベマ×コを、オレのキスでドスケベマ×コに、してあげるね……?」――
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