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第4章 ４

早川レンヤ、田代マサムネ、新谷マモル、船井ヒデアキ――この四人の男子生徒は何れも三年生で、また私立○○学院高校を代表するといっていい問題児――要するに“不良”だった。

この四人にとって高校とは、勉学に励んだり部活動に汗を流すような場所では決してなく、度の過ぎた遊戯で、悪友同士で戯れる場所だった。

教師にも平気で悪態を付き、週に一度は他校の生徒とトラブルを起こした。

全く悪びれることもなく校内で酒を呷り、煙草を吹かし、シンナーを吸った。

そしてこの四人は毎日のように、グラウンドの北の端にある体育倉庫に、”玩具”にした女子生徒を呼びつけては、猥褻な行為に興じていた。
　
呼びつける女子生徒の人数は、その日によって違った。

四人でひとりを弄ぶこともあれば、六人の女子生徒に自分たちの相手をさせる時もあった。