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第28章 ２８

レンヤにそう言われれば、涼子としては当然“すぐ”に、レンヤに向けて“真剣”に『愛してる』を、“囁こうとした”。

しかしその一方で、レンヤも“すぐ”にクリトリスへの愛撫――舌先を小さな円を描くように動かす――を再開したものだから――

「愛し――んあぁぁ！あんッ！――てるッ！レンヤ君ッ、あ――あははんッ！あはんッ！――愛してるぅぅッ！――あひゃぁんッ――――」

と、涼子は無邪気な“子供”のように騒ぎながら“真剣”に、『愛してる』を何度も囁く羽目になった。

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そのうちにレンヤが、クリトリスを愛撫する舌の動きに――それまでの“円運動”から――変化を加えた。

レンヤは、舌先をクリトリスの根元に添えると、それを――ゾゾゾゾッ、と舐め上げる。

「あぁぁんッ――それも、気持ちイイィィィッ！！」

涼子はその最初の“一舐め”を受けた途端――“円運動”とは違う快感に――そう叫んだ。

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するとレンヤはニッコリと涼子に微笑みかけて、それから言った。

「涼子が感じてくれると、オレも嬉しいよ……」

当然のことながら――涼子はそこでもまた『自分は愛されている』と思って、嬉しかった。

同時に涼子は、自分もレンヤのことを、もっと喜ばしてみたい――そう思った。

だから涼子はそれ以降、レンヤを喜ばすために、与えられる快感を等しく褒めた上で――勿論、実際『褒める』に値した――詳細に、レンヤに語った。