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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第31章 31
長い静寂が、男子更衣室を満たしている――その静寂は、涼子がけたたましい音を立てて男子更衣室の床に放尿して以来、ずっと続いている。

未だに、涼子はドアを前に四つん這いでその尻を、更衣室の真ん中に座るレンヤの方に向けている。

涼子はレンヤの方を向けない――“放尿”の場面を晒した二十六歳の女が、その後一体どのような顔をするべきなのか、それが涼子には分からない。

だからと言って、他にどうすることも出来ず、故に涼子はレンヤに尻を向けたまま――気が狂いそうな羞恥に全力で耐えながら――彼からの“指示”を待っていた。

               ☆☆☆☆☆

やがてレンヤが――長い沈黙を経て――涼子にその“指示”を出した。

「涼子……“これ”で、オシッコを拭きなよ……」

“これ”が分からなくて、涼子は自分の股間の間から、レンヤを覗いた。

彼は右手に、奈津子の競泳水着を持っていた。

               ☆☆☆☆☆

果たしてこの時、涼子をそうさせた衝動が、自分の粗相は自分で始末しなければならないという全うな態度によるものなのか、或いは“別”のものなのか、涼子には分からない。

分からなかったが、そこで涼子はようやく立ち上がって、レンヤの方を向いた――尤も顔を見られるのはまだ恥ずかしくて、俯いたままレンヤに歩み寄った。

               ☆☆☆☆☆

レンヤから、水着を受け取った――その後、今一度ドアの方を向き直った。

ドアの前の床には、“水溜り”が出来ている。

涼子はその“水溜り”を掃除すべく、改めてドアの前に向かおうとした――が、そんな涼子の背中に、レンヤが楽しそうに笑いながら、声をかけた。

「違うよ、涼子……拭くのは床の“オシッコ”じゃない。涼子のスケベマ×コの、オシッコだよ……」

(あ、そういうことか……?)

涼子は自分の“勘違い”を認めた上で、漠然とそう思った――そう思ってから、その行為の重い罪深さが、重いが故にじわりじわりと、涼子の中で沸き起こった。

(あろうことか“女”教師が、自分の股間のオシッコを、生徒の水着で拭くなんて――ッ!?……)

今の涼子にとって、レンヤとの関係は“男”と“女”でも、奈津子との関係は“教師”と“生徒”だ。

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