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第33章 ３３

しかしながら――“呑み込む”と言っても――レンヤのペニスの半分程度を口内に収めたところで、その流線形が涼子の喉元に到達した。

レンヤのペニスの大きさを如実に示すその事実が、涼子にとっては嬉しく、同時に全てを呑み込めない自分が少々不甲斐なくも思われ、悔しくもある。

しかし何にせよ、涼子はそれから頭を前後にゆらゆらと揺らして――呑み込める限界』までの間で――肉茎に密着させた唇をそこに擦り付けた。

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然る間に――ゆらゆらと頭を前後に振っているうちに――涼子の口内に、呑み込む余裕のない唾液が徐々に溜まっていく。

その口内の“唾液の池”を、極太のペニスが潜ればその都度――クポッ、カポカポッ、キュポッ――と、まるで排水口に流れ込む水が立てるような音がする。

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それからさらに相応の時間が経過すれば、とうとう唾液は、涼子の口内の“貯水量”の限界を超えた。

その“余剰”は、涼子がペニスを押し込む度に口内から押し出され、密着している筈の肉茎と涼子の唇の隙間から――ポタ、ポタ、ポタポタ、と溢れ出す。

その“余剰”の唾液は常に、なおも往復する唇と肉茎の摩擦に――ジュボボ、ジュルルル、ジュボッ、ジュボジュボ……――という音を与え、もしもそこに“空気”が噛めば――ププッ、ポホッ、ププピィ、ブホォォッ……――という、放屁にも似た音を立てた。

因みに涼子の口内には、依然として“排水口に水が流れ込むような”音が、絶えず響いている。

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挙げ句として、涼子はこれらの響きは違う、しかし何れも猥褻な“唾液の音”を、重ねて唇から響かせた。

――クポッ――ジュルルルッ、ジュポジュポ、カポォォォ――ジュルルッ、ブホォン！――カポポポ、ブホ、ブブゥ――プピィィッ……――