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第34章 ３４

こうして、『涼子―レンヤ』、『千春―ヒデアキ』、『早苗―マサムネ』のペアが各々フェラチオに興じれば、当然のように真由子とマモルも、同じ行為を互いに目論む。

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真由子は床から、マモルはハードルから――二人は同時に立ち上がった。

然る後、二人は各々、脱衣に取り掛かる。

マモルは――モスグリーンの生地に赤い椰子の葉がいくつも描かれたアロハシャツと、膝丈までのデニム生地の半ズボン、紫のビキニパンツ――を手際よく脱いで、あっという間に全裸になる。

一方、真由子は真直ぐ前を向いたまま、プリーツスカートとブラウス、（パンティと同じく）クレーとオレンジの縞模様が入ったブラジャーを、その身体から取り去った。

そこで真由子が、なおも前を向いたまま、後ろにいるマモルに尋ねた。

「ねえマモル君、マモル君のチ×ポ、勃ってる……？」

「勃ってないよ……」

マモルはクスクス笑いながらそう答えて、次には真由子に聞いた。

「真由子はどうなの……？乳首、勃ってるの……？？」

「勃ってないわ……」

真由子は――マモルと同じように――やはりクスクスと笑いながら、そう答えた。

その後、真由子はその場で身体をクルリと反転させて、マモルの方を向いたのだが――どちらも“嘘”を付いていた。

真由子の乳首も、マモルのペニスも、“ビンビンに”勃起していた。

二人は互いのその部分を見つめ合い、互いの“嘘”を認め合い、そして楽しそうに笑った。

真由子が、一歩足を前に踏み出して、マモルの身体に寄り添った。

その両手でマモルの勃起しているペニスを包み込んで、“優しく”愛撫する。

愛撫しながら――冗談めかした感じでマモルの顔を睨みつけて、彼の“嘘”を非難する

「マモル君の、嘘つきッ！……チ×ポ、ビンビンに勃ってるじゃない……？ウフフフ……」

するとマモルも空かさず、言い返した。

「真由子だって、乳首ビンビンじゃん……？フフフ……」

真由子の顔を見返してそう言った後、マモルはその両手の指先で、真由子の左右の乳首をそれぞれそっと摘まんだ。

今、真由子がマモルのペニスにそうしているのと同じく、“優しく”乳首を愛撫する――この愛撫に、真由子は当然の如く、悶えた。

「あんっ、あ、ああぁん――あんっ、ん！――あんっ、あぁ……」